風力被害に裁判しろ、とけしかける。

低周波音の被害には、規制も基準もないから、と言われてきた。つまり取り締まる法律がないというのだ。罪刑法定主義。そうだろうか。海外では風力裁判で健康被害が認められている。Pathway to disease(風力発電は病気になる)と結審されている。多くの調査研究が行われているから検索して調べてみたらよい。日本の環境省の報告書には「海外に風力被害の知見はない」と毎年書かれている。この嘘っ八を見ても、日本では誰も反応しないからね。

各地の環境運動家がいかに偽物で、風力発電の手先になって活動しているか分かるだろう。更年期障害とか、気のせいとかね。低周波音の被害を隠蔽する工作員、現場担当要員がいて、風車病に苦しむ人を黙らせる。心理的に追い詰めるのだ。私も散々やられたから、彼らの整理された説明の仕組みには感心したよ。【出来過ぎ】スーパーマーケットで企業から派遣されたエキスパートが、店頭で製品説明して実演販売する。

包丁なんか、鍋なんか、そんなに変わるもんか。でもそのスピーチは手慣れていて、スーッと耳から入ってくる。手品のような話術に感心する。風力の工作員と話していて、言葉に訛りのないことに気がついていた。九州でも、東北でもない。関西弁、関東弁でもない。NHK言葉でもない。何弁なんだろう。イカサマ師、練習しているんだ、と気が付く。私も建設コンサルタントとして各地に出張していたからね。

自然とそんな言葉づかいが身に付いている。由良町の昔の知人からよく言われたんだよ。「オマエ、どこの言葉を話しているんや」とな。由良町では大学を出て、都会で働く人は少ない。進学率が低いから。私の世代だと、96名中、5人程度かな。私はたまたま推薦枠で無試験で入学できた。楽チンな仕組みがあったのだ。そんなことより早く働いて独立したいと人々は判断する。この段階で私は差別の対象だ。

「オマエは家が金持ちだから大学へ行けたんやで」とかね。反論はしなかった。彼らとはすでに何かが違うことに気が付いている。因みに、大卒の他の人たちは全く何も言わない。話が通じない。その人たちもまた私と同じ感覚を持っているんだろう。風力被害で何度か話しかけたけど反応はなかった。京大の小林芳正教授が由良町に来てくれた時、同じ理学部卒の人に連絡したが無視された。

関りは御免だということらしきことを親から聞いた。由良町は特殊な町なんだろうかね。小林先生や奥西先生は由良町を見て、まるで徳川時代の封建社会ですね、と笑っていた。倒幕、この社会状況は変えられる、由良守應の話を思い描いていた。我家には前例があるからね。一燈をかかげて暗夜を行く、じゃないけれど、何が正しいことなのか、するべき道は決まっていた。覚悟があるんだよ。

というより海外の風力反対デモなどを見ていると、日本でやっているニセモノのエセ風力反対なんかすぐに見通せた。被害者の哀れな姿も随分見た。なぜそれが、同じ日本人に分からないのか、と考える。汐見文隆医師は思いやり不足症候群だと言っている。その割に、私には「風力発電をダイナマイトで破壊してきなさい」と命じた。有難かったよ。人々は汐見教だと言って笑っていたけどな。

たくさんの低周波被害者が汐見先生の前で手を合わせて泣いたことだろう。参照値という目安がある。低周波音を感じるか、感じないか、その限界を示した実験値だとされている。サンプルは20人程度だったか、健康な人を集めての実験室でのデータだ。この段階で、リラックスした副交感神経優位な自宅のくつろぎではない。工事現場で、騒音に塗れて働く戦闘状態だよ。身構えている。

無抵抗な無防備の自宅の環境ではない。風力発電だけでなく、重機や工場、店舗の低周波被害例と比べてみるとよく分かる。低周波被害と参照値とは何の関係もない。風力発電の発する有害な低周波音なんて周波数2㎐だからね。もともと人の耳には聞こえない。感じることのない気圧変動だ。ここで環境省は、「聞こえない音は人体に影響しない」と主張する。太鼓の響き、除夜の鐘の遠くまで響き渡る空気振動は何なんだろうね。

感覚的に分かる低周波音の影響に、よくもこんな嘘っぱちで被害者を迫害する。「低周波の法律はないんだよ」と風力裁判では言い渡された。「由良さん、アンタだけでしょ」とも。これって、どの被害者も言い渡されるキメ言葉だ。幕末の安政の大獄、蛮社の獄では多くの知識人が殺された。本当の事を言ったからだ。海外の事を伝えたからだ。風力裁判は、まったくの時代錯誤であった。

警察や検察、弁護士の汚さよな。下関の風力裁判なんか見ると、他人事ながら笑ってしまうで。日本の社会は今、それを批判することも変えることもできないでいる。Twitterに投稿しているけれど、なんとお花畑なことよ。ついに日本人はインターネットをしないことが分かっている。タブーがある。外国では皆、インターネットで情報を確認している。ゲームだけなんや。

私もさ、百姓たちから「毎日ゲームをしている」と言って笑われている。百姓たちはタブレット端末もないからね。無思考、狭い閉じられた世間との付き合いで人生を終了する。家畜でしかない。金儲けのダシにされているのにそれが分からない。私に対する拒否感だけは徹底しているようだ。守應もそうだったなぁ、と思い出す。

曽祖父の菊蔵は人望家であったと聞くが、家庭内では上手くはなかったらしい。エライ遺伝子を引き継いだ。このまま日本では風力発電を建設し続けるんだろうか。ついに日本では風力被害を訴える人はいなくなっている。ニセモノはたくさんいるけどな。オマエの事だよ。