ミカン泥棒、犯罪者たち

国道42号線沿い、門前の交差点で百円売り場をやっている。例年、ボツボツと売れてくれればよいかと袋詰めの蜜柑を並べているのだ。無人販売だから、どうしても百円玉を銭入れのカンカンに入れない人が出てくる。いや、私が目の前で見ていても、話しかけても、堂々とたくさんの蜜柑袋を抱えて走り去る人がいたりする。カネを払うことなどありえないと言うのだった。

ごく一部の窃盗犯だけどな。今年の百円売り場には、それがとても多い。狂気、普通ではない顔付の人もいて、こんな人が社会で人ごみに塗れて生きているんや、と社会モラルの複雑さよ。以前、スーパーマーケットでアルバイトした時、万引きをする人がいた。警備員も店員もすべてを知っていた。高額な品ばかりを持ち去るのだが、だからこそ目立つのだった。

可哀そうに、という声を聞きながらもスーパー経営の難しさを見る。大阪の大きな本屋さんでもたくさんの万引きがあると言う。泥棒はその本を古本屋で売って小遣いにする。これも有名な泥棒システムだ。コソ泥と言う。なんか市民権を得たように嫌な人種よな。スーパーマーケットでは、共に働いていた女性店員さんが、「もし自分の子供があんなことしたら泣いて怒って止めさせる」と言っていた。

盗癖はな、どの地域にもいて、遺伝なんか、出来心なんか、区別のつかないこともある。田舎は大体、バレバレよ。近くの南部町では特産の梅干し泥棒が毎年話題になる。大きな樽詰めの梅干しが盗まれるんだから事情の分かった業者か生産者が犯人だわな。それが毎年新聞記事になるんだから、世に盗人の種は尽きまじ、となる。和歌山だけでなく、全国で同じ有様でしょ。

サクランボ泥棒とか、桃被害とか。最近は外国人がグループで襲い掛かる。警察は機能しない。由良町の国道沿いの百円売り場、無人販売は無くなっている。ゴッソリとやられると、もう止めた、と思うのだ。百姓はみんな貧乏で細かいからね。私も採算ラインがあるから、これ以上の被害が出たら止めるしかない。泥棒たちの勝利だね。

ふと、人々の泥棒に対する犯罪感のないことに気が付く。関わりたくない、と思うし、スーパーで買ったらいいわ、と思うんだろう。私は釜茹での刑が必要やな、と思っている。社会にはある程度の秩序が必要だ。信賞必罰、勧善懲悪、と思っている。泥棒はアカンで。政府は「再エネの更なる推進」を謡っている。多額の税金を投入して、再エネ利権は今や最大のカネ儲け詐欺に膨らんでいる。

風もないのに風力発電が回っている。発電、電源の役に立っていない事実がある。健康被害と同じで、「言ってはならない」真っ黒けのタブーになっている。関電は当然、その秘密を知っている。何のためにこんなことやっているのか、ウソをつく必要があるのか、誰か一人でも本当の現実をバラセばよいのにね。ナチスと同じで、日本にも軍国主義があって、誰も「止めろ」と言えないのだ。

いやいや、そのドイツでは各地で烈しい風力反対デモを展開している。「Kein windpark」(風力発電はいらない)と検索したらドツサリと出てくるで。それがまた世界中で同じ内容の風力反対が訴えられている。低周波音被害、風車病だ。景観や森林破壊もあるけど、それは枝葉の抗議よ。フランスのモンサンミッシェルの風力反対でも、根底にはそんな嫌悪がある。

それとはまったく違った展開を見せているのが日本のエセ風力反対だと書いてきた。ナニ、最初から「彼らはいったい何者で、何を目的にしているのか、それを知ることが先決でしょ」と地域対策でしかないペテンの風力運動会、考える会、野鳥の会の実態を伝えてきた。環境省の受け売り言葉だったからね。大体はみんな知っていたんだよ。「ドイツに習え、ドイツでは上手く行っている」とかね。

私のようにドイツ語が少し分かるものが聞けば、すぐに検索して本当かいな?と思うわな。蠅のように群がる環境運動家というお花畑も、何のことはない風車教、カルト信者の集まりを形成していたのだ。「土砂崩れが心配です」とアホみたいに繰り返すんだよ。低周波音の被害に苦しむ被害者を前にして大勢で弾圧していたのだ。風力ファシズム、と人々は豪語した。

権力の手先だからね、アホな連中は勝ち誇るわな。被害者を弾圧して黙らせて消し去ることの楽しさよ。「風力の被害など聞いたこともない」と全国で同じスローガンが叫ばれている。国策の勝利だね。風力被害者は、コテンパンに虐待されて消えてなくなっていた。h18年、東伊豆町に始まり、伊方町など全国展開だったじゃないか。誰も止められなかったのか。

風力発電にはこんな被害があります、と私は訴えている。低周波音被害と、被害者に対する弾圧。水俣病のやり方と同じだ。汚らしい被害者を何とかしろ。土砂崩れが心配だ。穴掘って埋めてしまえ。海に沈めろ。東北や北海道では大変な風力被害になっているのに、皆さん笑って喜んでいる。由良町と同じ有様だ。ミカン泥棒と同列にはいかないけれど、社会の、何かが壊れている。

それは触れてはいけないものなのか。見て見ぬふりをすることが大人の対応なんか。違うだろう。仕組まれたワナ、各地の悲惨な風力被害者の末路。オマエは笑って知らんふりをする。関係ない、とな。再エネ促進賦課金を支払いながら。加害者として。