畑地区で行われたアンケート報告書の所感です。

風力発電の被害地域として有名な畑地区で行われたアンケートの報告書が来た。
これが、まぁ、何といおうか、変なのだ。
風力発電が発する低周波音が被害の原因であるのに、一切、低周波音の言葉がない。
被害症状として、耳鳴り、目まい、頭痛、首の痛み、吐き気、体のしんどさ、などで苦しんでいるのに、その言葉がない。
 
また所見として、「生活に支障をきたす症状は発生していない。風車からの距離が遠いことが1番の要因と考えられる」
そして、風車による影響とは断言できない。としている。
意見として「原子力より安全。風車の風景は大好きです」とある。
 
へーえっ、直近の家だと、700mほどしか離れてなくて、頭の上で風車が回っているのに。
低周波音測定器で計ってみると、1Hz,2Hz周辺で、自然界にはない高い音圧、激しい数値変動を持った、特異なピークを持った超低周波音が連続して観測される。耳には聞こえないが、頭痛などの苦しさとして感じる人が被害者である。
 
実際は、前々回に記載したアメリカの医学論文誌(Mercola.com    Take Control of Your Health      June 20.2015)に示された通り、騒音被害だけでもストレスを受け、健康に悪影響があることが実証されている。
 
こんなアンケートが、実に仰々しく、秘密に行われたらしい。騒音として、聞こえるか、聞こえないか、が問われたということだ。
 
答えた住民の中には誇らしく感じた人もいただろう。某大学の学術調査だ。
平成24年の1月に、被害状況を調査しようとして持ち込まれた大量のアンケート用紙を破棄したときとは全然対応が違う。
 
この大学は風力発電を企業や商社と共に推進している。産経新聞にも載っていたではないか。
このアンケート調査により地域はさらに一致団結したらしい。何か有難いことのように人々の言葉が違ってきている。
 
これまでのように、単なる我慢大会ではない。崇高な使命を受けたように感じているのだろう。
恐ろしいことではあるが、誰一人として、このからくり、仕掛けに気が付くものはない。注意などすれば、エライ反撃にあうことになっている。誰も近寄れない。
0727a
0727b