小林先生からのメールです。低周波被害を評価する基準として、「参照値」が使われていますが、元々、根拠が非常に怪しいのです。
前ページの小林先生の講演でも説明されています。そもそも低周波被害とは何か? 人工的な低周波空気振動、気圧変動による内耳の器官の損傷で頭痛や目まいなどで生活できなくなる健康被害のことです。
日本では、低周波被害のほとんどは参照値以下の領域で起こっているのです。
【小林先生の情報です】
皆さま 風力発電先進国デンマークの規制値を調べていて、下記のサイトを見つけました。
皆様は先刻ご承知だったかもしれませんが、日本環境省の「参照値」は世界最高(つまり一番緩い)で、かつ規制値でさえなく「参照値」に過ぎないというのです。
ここに示されている諸外国に値が正しいとすればその通りで(たぶん正しいと思いますが、ちゃんと確かめていません。
ただ、山田大邦氏の論文に示されているオランダ、ポーランドの値を見る限り合致していました)、「先進国」日本が泣きますねえ!
小林芳正