低周波音被害はタブーなのか !

2016.12/25日付けのページには、小林先生が翻訳したニーナピアポントの第一章があります。
最後のページには被害者の狂ったような記述が書きなぐってあります。事実は、そのようにして、泣きながら苦しみながら死んでいったのです。
私も彼らの叫びに対して、こりゃアカン、と顔をしかめたものでした。よく分りましたよ。

私も被害者ですから。

私たちは、風力発電事業という全体主義、ファシズムに対して、あまりに脆弱でした。
「自然環境を守りましょう」などという、誰にも反対しようのないイデオロギーにコロッとやられてしまったのです。

環境運動家は、決して低周波被害を認めません。我慢すればよいのだ、と信じ込んでいます。
嘘八百の人たちです。親衛隊や突撃隊と同じです。

風力発電を作れば環境は守られるのか。そんなアホなことがあるはずがない。
畑中町長は、畑地区の谷口さんから、被害のことは何も聞いていない、と議会で発言しました。

彼らは幼馴染で、つい最近まで友達付き合いを楽しんでいました。谷口さんは私に言いました。
「畑中町長は、手をブルブルふるわせて、言葉にならなかった」、「あんなものに、何を言ってもアカンと思った」と。
何度も風力発電の被害を訴えていたのだ。そして死んでしまった。

ヨーロッパのユダヤ人虐殺と同じやり方でした。地域のリーダーが被害者を特定して、弾圧していました。
区長や元校長先生、農協、人権擁護委員、民生委員、行政に連なる人たちが、進んで協力していました。

役場職員も、被害の連絡を受けるとひどい言葉で、「アンタだけだよ」とバカにして拒否していました。
そして議会では、「被害の報告は一件もありません」と堂々と嘘をついていました。

被害感覚のない地域の人たちも、被害者を罵倒して、ひどい言葉で迫害していました。私は何度もやられています。
「ハンナァーレント」や「アイヒマンの末裔(後継者)」では、やはり事件を告発する者が、ひどい弾圧を受けています。

汐見文隆先生も、そうだったように思います。それでも訴えなければならないと思ったんでしょう。