風力発電のパラドックス

前ページでは久しぶりに動画にして話した。年取ったなぁ、と自分の変化に驚いている。由良町での孤立、全国的にも風力発電の被害に抗議する人はいない。「風力発電の被害」とは何か? 散々にこのページで書いてきたつもりだ。日本には普遍の原理があるのか、と水俣や福島の被害否定の現実と見比べてみる。インターネットがあるから世界的な見方ができる。

なぜ日本だけがこんなにしてまで情報を閉ざして、頑なに低周波音被害を否定するのか。日本人にはそんな疑問すら持てないんだから大したもんなんだよ。各地でやっている自称・風力反対では相も変わらず「土砂崩れが心配です」と繰り返している。「ドイツに習え、ドイツでは上手くやっている。なぜ日本ではできないのかそれを考えよう」なんてフレーズも長らくアホみたいに聞かされてきたものだよ。

産経の正論欄でも学者がアホ丸出しでそんな記事を書き続けている。新聞のレベル、信頼性のないことよな。産経は原発と再エネの広告新聞だから、【被害】のことは絶対に書かない。いいことずくめ、それが無責任バンザイ記事にまで花咲いている。日本人は誰も非難しないんだね。言ったら弾圧されて干されるからね。かつて水俣ではチッソの工場長が市長を務め、社員が議員であったという。

モラルも道徳も危機感もない。たくさんの被害者が死んでいる中で被害を訴える人を弾圧した。あの慰霊碑を見るとワッ、と思わないか。とても現実に起こったこととは思われへんで。世界中がその日本のやり方に注目した。その結果として「水俣病」という言葉が定着する。決して水銀被害ではない。ピカピカの人災だ。被害者を弾圧して喜んだ人には何の罪もないのか。今もその周辺にはたくさんの被害者がじっと黙って暮らしているらしい。

由良町の風景とダブって見える。私に対する弾圧もすごいけど、谷口さんら一般の被害者は、それはもうコテンパンに叩き潰された。殺人事件やな、と私は確信している。他の人たちには何の罪もないのか。ここで、外国では地域の人たちが協力して「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)と言って抗議デモを行っている。日本とはまるで違う。正反対なのだ。真逆よな。

「ここは日本ですよ」と言って笑うか。由良町の風力被害者たちは泣き叫んでいた。たぶん、私に対してだけの事ではないだろう。死ぬ前の断末魔、家族や役場、警察にも助けを求めた。それが敵だとは知らずに、だから生贄にされたことに気が付いたことだろう。精神疾患のもの、頭がおかしくなっているんや、と笑いものにされる。アイヒマン現象だ。べつにその人が人を殺したわけじゃない。

結果として脳梗塞や心筋梗塞で死ぬ。施設に送られる。自分は勝ったんだと喜ぶ。笑い。なんで笑えるのか、そのことすら分からない。人の不幸が面白いのだった。風力被害は、実にそんな人の闇の心をターゲットにして地域支配を確立していた。ワシらは役場のやり方を信じている。町長が正しいと知っている。ワシらは何でも知っているんや、と怒りを私に向けて叫んでいた。

政治は、総理大臣は、「再エネの更なる推進」と謳っている。アホかいなと腹が立つ。日本には汚いカネが有り余っている。カネの捨て場所、地域管理、支配技術になっていた。重症の被害確率はわずかに1%。被害否定の法律は完成している。天下の悪法よな。苛政は虎よりも猛。政治がこんなにも役に立たないとはな。それが日本人の反映でしかない事実を、これでもかと嚙みしめる。

由良町では20人ぐらいの被害者が死んだけど、東北や北海道ではもっとたくさんな被害者がいるんでしょ。水俣と同じで被害調査はしないからね。なんせ地域住民は大喜びして自称・被害者を弾圧して笑っている。楽しいのだ。何もない所だから被害でも何でもよい。賑やかになって良いではないか。金儲けのダシだろうが何だろうが、構ってくれるんか。こんなイベント、行事も珍しい。何でもいいのや、と人々には分かっている。

それでもな、日本人だって私のように「なんかヘン?」と事実を拾い集めて評価する、理解する人がいてもよさそうなもんだよ。アメリカ人やヨーロッパ人に分かることが日本人にだけ分からない。それじゃ、ハリウッド映画を見ても日本人には意味が分からないんだろうかね。ゲーテやヘルマンヘッセ、マーガレットミッチェルの小説を読んでも、日本人には何のことか分からないんだろうか。

人間の感性は、そんなに変わるものじゃない。人類普遍の価値観はあると思っている。聖書とか論語とか、史記とか、日本人が読んでも分かるんじゃないかな。それらの価値観を日本人は学んできたはずやで。風力発電は妄想やで。詐欺SCAMと言われてきた。特攻作戦と同じで、単に騙されているだけ。風力の手先になって喜んでいるキミ、ナチスの残党のように死ぬまでヒトラーに憑りつかれるんやで。

イデオロギーでも理想でもない。ただのウソ。日本人の中にも、風力のウソに気が付く人が出てくることを願っている。由良町で誰かに聞いてみると、すぐに理解できるで。東伊豆町とかな。後はレジスタンス運動だ。