何が悪いのかはもう日本人にも分かっているだろう。最初から、「彼らは何者で、いったい何を目的にしているのか、それを知ることが先決でしょ」と言われてきた。由良町内でも同じ言葉を聞いたもんだよ。風力の普及と地元対策だ。被害否定のプロパガンダは「土砂崩れが心配です」と言う名文句に結晶する。御用学者を呼んできて、難しい話を聞くよりも、【土砂災害だ】、と言われると人々は奇妙に納得する。
アレアレ、低周波音の被害、風車病に苦しむ被害者はどうしたんだい。まったく無視だよ。いやいや、嫌悪の的にされてボロクソに排除される。呪われた人になるんや。h23年、「あの人、風力で悪いらしいで」と聞いていた。私は世間との付き合いはないから鈍感でね。たまに百姓のオバチャンとか、親父の友達を介して伝えられたものさ。なかには敵対していた人もいて、私が嫌いだったはずの人が、神妙な顔して音の話を言いに来る。
知らんよ。苦しんで死んだらいいだろう。その周囲では強烈な低周波音でヘンになった人が何人かいた。「被害なんかないっ!」といきなり叫ぶ人とかね。精神がハイになっているんだよ。風力は、ガンや脳梗塞になる。原発の放射能と同じで、感覚的には何も分からなくとも、危機感、得体の知れぬ恐怖がある。福島の北側、宮城では残留放射能が心配で逃げ出した人がいるらしい。
広島や長崎の原爆被害と違って、延々と継続して放出しているからね。放射能は無くならんわな。チャンと放射能を測定して公開しないか。風力発電の低周波音の測定と同じで、測定を誤魔化すからね。水俣病がそうだったでしょ。やり方は皆同じよ。これが日本の被害隠ぺいの現実だ。こんな事はもう日本人には分かっているだろう。世界的にも常識として知れ渡っている。信頼度は著しく低い。
日本政府は信用しない、と何度か外人から聞いたことがある。水俣病はそのシンボルだ。決して水銀じゃない。被害の隠蔽、弾圧、地域対策の考え方、がすごいのだ。それがまた水俣に住んでいる人には分からない。だからジョニーデップの映画『MINAMATA』が分からない。日本人は大体理解しないけどな。風土病みたいなものだ。特殊なな精神風土がある。
それが国の方針として政策化されたものなのか、もともと日本人に特有な性質なんかは分からんけど。被害を訴えた日吉フミコや原田正純はエライ目に遭ったと聞いている。今、水俣病と言えば、体制派の人ではなく、そんな被害隠ぺいに立ち向かった変人が名を残している。名誉の勲章だ。風力被害で言うと汐見文隆医師だ。カリスマ、後光が射すような人だったからね。彼がいなかったら私もここまでやれたかどうか。
言い出しっぺ、は辛いものよ。呪われた町、崩壊した社会道徳、「風力の被害など聞いたこともない」と言うセリフに社会主義、ファシズムの怖さを見る。もう誰も低周波音でワンワンする、なんて言う人はいない。風車の「フ」の字も言ってはならないのだ。もちろん思考は禁止されている。「考える会」がどういう意味なのか皆知っている。洗脳、思想注入、地域支配なんだよ。実際は耳鳴りはするし目まいがする。
風車病に独特に症状に、よくもここまで生きてこれたな、と感心する。運が良かったのだ。風力裁判を経ても、笑いものにされても、なんとか生きてこれた。谷口さんらのようにして苦しみ狂い死んだ人たちはご愁傷さまだ。それをあざ笑う人々がいる。周辺の町でも風力被害に喜んでいるから、どこでも同じ魔法が支配している。土砂崩れだ、と繰り返している。それが彼らは分かって笑いながら言うから確信犯だよ。
レジャーになっているんだ。地域には私よりもっと重篤な被害に苦しむ人々がいて、人生を破壊されているんでしょ。それが分かっているからこそ面白い。人の不幸ほどうれしいものはない。風もないのに風力発電が回っている。被害に苦しむ者がそれを見ると恐怖に精神が粉々になる。あるいは押し潰されてしまう。クルクルと目が回る。畑地区のように、頭の上で巨大な風車が音を立てて回っている。
人々は面白くてならないという。東北の秋田や山形でも、あんなに風車に囲まれてでも人々は喜んでいるからね。異常な環境だということが分からない。なんと辛抱強い人たちなこと。音くらい辛抱したらいいのや、と言う。被害感覚のない人は選ばれた鬼人のようやないか。そんな人がポックリ死ぬと、ホッとするわな。全国で風力発電が建設されて被害者が苦しんでいる。
しかし日本では誰もその被害に抗議することができないでいる。初めから地域対策されているからね。嘘八百の環境運動家には、とうに気が付いている人もいるだろうに。【環境】という魔法の言葉に、誰もが抵抗できないでいる。地球温暖化でも地産地消でもないのに、被害者はついに言葉を持つことはなかった。それだけレベルの低い人間だったんだよ。それで「私たちは風力発電には反対ではありません」と繰り返すんやね。
この精神性は、ハリウッド映画では一番の悪役とされてきた心模様だ。奴隷根性。古田武彦の古代論の本にも同じことが書いてあった。戦争に負けた人たちは仕事が禁じられて、ただ墓守としてそこに住まわされたと。それが差別の原点だみたいな記述があった。社会的にそんな政策が行われてきたんだろうね。水俣や福島を見て、風力地域と同じ原理を見ないか。自己家畜化、と言うだけでなく、古代から続く社会政策として貶められるんやで。