日本人の皆さんへ、「やりませんか」

畑地区の谷口愛子さんからh23年11月末に電話があって以来、風力発電の被害とは何なのかを調査して発信してきた。風力に纏わる環境運動家という奇妙な人たちがいた。h18年に東伊豆町の風力被害に集まった全国の趣味人だ。日本で初めての風力被害に彼らはそれをどこで知って連絡を取り合ったんだろうか。不思議なことに由良町にもそんな人がいて、周辺地域の人もいた。

私のyoutube動画『蒲公英工房での対談』にあるように、h19年には下津町や広川町には被害者がいて、汐見文隆医師が調査に乗り出している。同じくh19年には汐見医師は由良町での風力計画に危険だと知らせるために由良町阿戸地区で講演会を開いている。後日、h23年末にそれらの参加者に聞きに行ったら、「エライ迷惑をした、風力でも何でもワシらには関係ない」と怒っていた。

話しかけても取り付く島がなかった。役場が参加者をチェックして圧力を加えたと聞く。同級生の親もいたけど、完全拒否だった。つまり彼らは汐見先生の警告に何の理解もなかったのだ。畑地区で引き起こされた風力被害についてもな。情報、知識があっても真逆の反応をした。ビックリしないか。小さな町だから山々の風車は丸見えで、風力被害者が苦痛を訴えて泣いていた。

最初はもう必死になってヒステリックを隠すことはなかったんだよ。谷口さんからは最初から叫ばれていたような気がする。それほどに強烈な低周波音の嵐に精神が参っていたのだ。ここから分かることは、たとえ被害があると分かっていても、それが他人なら、人の不幸が面白い、ワシらには関係ない、ということだ。せっかく汐見先生が夜中に来て資料を配布して説明しても、何の効果も利益もなかった。

むしろ敵意、憎しみだけが残されていた。h28年に京大の小林芳正先生が視察に来た時、私は勉強が苦手だったので、阿戸地区の京大理学部卒の工博の同級生に顔を出してもらえないかと依頼した。私では役不足、自信がなかったのだ。まったく無視されたよ。他の同級生も同じことで、全然話が通じなかった。畑地区にもたくさんの同級生がいた。能面だった。人じゃないのか。

今も当時のままに時間だけが過ぎていく。私は風車病に苦しんでいるから毎日大変なんだよ。これが日本で見る風力発電の現実なんだが、全国で同じことが繰り返されている。反対運動、抗議デモなんて、トテモトテモ。以前はよくそのような人からの問い合わせがあったけど今は無くなっている。「土砂崩れが心配です」という。あるいは被害を否定する学者を担いで賑やかにお祭り騒ぎだ。

風力発電を歓迎するカルト地域もある。言っとくが風力発電には必ず低周波音の被害がある。被害者がいて苦しむことになる。被害感はなくとも、脳梗塞や癌になる。免疫不全、体調が悪くなるらしい。精神的にヘンになる人がいるでしょ。笑いものにされている。普通に百姓している人でも、高揚感が抑えられなくなる。ネジを巻かれているせいもあるだろうが、私に対して「怒ったり」「笑ったり」感情をぶつけに来る。

静かにせせら笑う人、断絶、敵意、よくもまぁ賑やかなことよ。彼らは風力被害が楽しくなっていた。レジャーになっていたのだ。もちろん苦しみながら死んだ人を見ている。それが面白いという。精神的な麻痺じゃない。組織的な被害者の弾圧が確立されていた。「風力の被害など聞いたこともない」となっている。東伊豆町でもそうなっている。全国で同じパターンを見るのだ。国策の成果よな。

被害者はご愁傷様。笑いものにされて人気者だったじゃないか。あの人はウソをついている、と言われたけどな。海外の風力反対運動と見比べて、日本がいかに特殊な政策に人々が狂っているか分かるだろう。ナチス運動みたいなもんだよ。軍国少年とか。竹やり持ってB29爆撃機をやっつけるとか。水俣や福島の被害者の弾圧。コラボでやりませんか、というはずだよ。気が付いている日本人は居る。

水銀を測る。放射能を測る。低周波音を測る。被害の原因が何であるのか、測ってみれば分かることだ。自然界にも水銀がある一定濃度存在する。太陽光線にも放射能はある。テレビや冷蔵庫からも低周波は出る。こんな言い逃れで済ませられるか。公害なんだよ。被害があるからこそ、世界中で抗議デモがある。日本では45年前に見た原発反対はすっかり中身が代わってしまっている。

いまやCO₂を出さない原発と言っているからね。ニセモノもここまで来ると信頼感はどこにもない。倫理とか道徳感は破壊されていた。これが今の環境運動会だ。政治は機能しない。ただのカネのやり取り、地域対策の頬かむりよ。みなさん、日本には明治維新があったじゃないか。大塩平八郎のように、世直しに命を懸けた人たちがいた。安政の大獄、蛮社の獄、情報を持った志士たちは殺された。

昔の事だと言って笑うか。わずか4世代前の話やで。新しい日本を夢見て、幕府政治を倒して新政権を建てたやないか。あれは奇跡だったのか。違うよ。日本の各地から湧き上がった地力、気力だったと思っている。それほど日本人は強かったのだ。今のやられようよ。家畜のようやないか。禽獣に異ならず、と吉田松陰は書いている。これまで私は、日本でも風力発電に反対しようと訴えて来た。

誰も意味を理解してくれなかったけどな。低周波音の被害。被害のメカニズム。弾圧する権力。立ち向かおうじゃないか。やるしかない。日本人の心意気を見せてくれ。