責任は被害者にあるのか。

風力発電は世界中で拒否され反対されていることを紹介してきた。簡単なキーワードで検索できるから関係者が知らないはずはない。小さなタブレット端末、Iphoneで世界中の情報が見られる。英語が分からない? 自動翻訳機能が付いている。「protest wind farm」とか「non aux  éoliennes」、「kein windpark」、それぞれに好きな言葉を翻訳して検索したらよい。

スペイン語でもポルトガル語でも何でも。たくさんの記事があるから日本とは何が違うのか、何が悪いのかが見えてくる。日本の環境運動家はさ、初めから海外の情報なんかに関心はない。だって環境省の毎年出されている報告書には「海外に知見はない」と書かれている。風力の手先だから言われたとおりの行動だよ。オウム。受け売りの言葉を流暢に繰り返す。宣伝屋みたいなものよ。

それが各地で「土砂崩れが心配です」と云うんだからそこには目的がはっきりしている。心理トリックだ。既に各地には風力発電の低周波被害で苦しんでいる人たちがいる。強烈な低周波空気振動で頭をやられているから大体はヒステリックになっている。被害を感じたらすぐに逃げ出した人はいる。東伊豆町とか南伊豆町とか、わりと余所者で地元に愛着のない別荘の住民とか、ニーナビアポントの本にもそんな家族の物語がドツサリと乗っている。

世界中で同じ被害なのだ。私は専業農家でみかんや米をたくさん作って生活している。先祖から長年月をかけて伝えてきたものなので、今さらどうなるものではない。近くの下津町大窪地区では、ミカン農家でも、畑や百姓屋をほって移住してしまった人がいる。大変な被害に、どうにもならなかったという。9回も低周波測定を行って、大勢で取り囲んで弾圧を繰り返した。笑いものだよ。私も彼らの笑い声を何度も聞いた。

低周波の法律はないんだよ、とな。何がそんなに面白いんだろうか。私も蜜柑を作っているから、その土地に住んで毎日毎日の生活の尊さが嫌というほどに分かる。歴史があるんだよ。覚悟がある。それを迫害して叩き出して喜んでいる。それが目的だったんやな。由良町だけではなく、周辺の町にも風車が山々に林立している。被害者がいて苦しんでいる。行ってみたら分かるけど、鋭い視線で睨みつけられるで。

印南町樮川地区なんかは音圧85dbはあるな、と私の人間感知器はその酷さに逃げ帰ったものだよ。アメリカ軍の基地でオスプレイの飛び立つ時の音圧と同程度なんやで。測ってみたら証明される。それがまた被害感のある人、ない人、で意見が分かれてしまう。精神がハイになっているからね。ほっとくしかないわな。どうせ誰も相手にはならない。h24年にジャーナリストたちが来た時、水俣や福島の被害者とも話をした。

被害者に対する弾圧、苛めの酷さを聞いた。どこでも同じなんや。私もやられているからね。よく分かったよ。コラボでやりませんか、とも聞いたけれど、結局実現はしなかった。それぞれに被害者たちはコテンパンに潰されていく。生贄、犠牲者、追悼の碑とか、日本独特の原理主義を見た。現地の対策要員がいて、地域の人たちを使って被害者を差別して消し去るのだ。ターゲットにされたら堪らんやろ。泣き叫んでいたからね。

それがまた面白いというんだから、人々のアホさに驚いた。私に対する脅しでもあるから、いいじゃないか、と笑って答えて来たもんだよ。由良町では私一人になっている。全国でもそうだろう。以前は何人かの被害者が一人でも立ち向かっていた人がいた。すぐに消えていたね。低周波被害は酷い症状になる。だからこそ海外ではあんなにも烈しく抗議デモを繰り広げて拒否しているのだ。とても日本で言われている被害否定の宣伝マンとは世界が違う。

それほどに日本人はアホにされて軽んじられてきたのだ。ジャーナリストが言うには、被害者は自分の事を責任があると思い込むらしい。「更年期障害やで」、と言われると反論できなくなっている。「国の政策として推進している、被害なんてあるはずがない」としかり飛ばす。弱者となった被害者には泣けてくる言葉だ。由良町で見て聞いて感じたことは、悪い人だからと聞いていた通りの人がやはり悪いということだ。

当たり前のことだけど、彼らは弱い者いじめが面白いのだ。だから昔から周囲では気を付けようや、と言い伝えてきた。そのタガが外れた途端に現実の凄さを見る。実に人々は知っていたんだよ。その正体を見て確信を持ったに違いない。それで「関係ない」というのかい。せせら笑いして喜ぶか。周囲の町でも、すべての人が土砂災害だと言っている。私に対する嫌悪は確信的だね。なんで誰も低周波被害、風車病で苦しんでいる、と言わないのかい。

脳梗塞や癌になっている、と言わないのか。低周波測定器で測って、どんな状態になっているのか知ろうとしないのか。その程度のレベルの低い人たちだったのだ。和歌山高専や長岡技大の悪さよ。風力発電の低周波を測ったらアカンのやて。地獄に落ちろ。被害者は自己責任なんだろうか。海外の事例を見れば正解はある。日本でやっている被害者潰しは異常だ。社会心理が、こうまで狂気に舞い上がるとはな。

人々の狂喜にビックリしているのは私一人なんか。お花畑はいらない。日本人が、なぜここまで落ちたのかを考えても見よ。人の不幸が面白いか。給付金の10万円がうれしいか。なんと動物化したことよ。禽獣に異ならず、と吉田松陰は書いている。