非人間化する、人とは見なさない。

風力発電の低周波被害に遭ってから、ボツボツとこのページを書き始めてきた。ナニが悪いのか、なんてことは一言では言えないぐらいに人々の悪意を暴いてきたつもりだ。風力発電事業はもともとが詐欺だから、どこを切り取っても嘘でしかない。すべてが作り話だ。35年前、たまたま建設コンサルタントをしていた関係で、竹下登内閣で「ふるさと創生資金1億円」を原資とした各地の風力発電計画を見て聞いていた。

それぞれに小さなものだったけど、すべて失敗で撤去されていた。昔は技術的に未熟だった、というものでもない。風が吹かなかったのだ。そしてすぐに壊れる。町のシンボルにもランドマークにもならなかった。さび付いたガラクタとなって、人々の記憶から消えていた。何の役にも立たないのは、その時担当した人がいるから聞いてみたらよい。35年前はまだ小型で、騒音も低周波音も問題視されなかった。

物珍しかったんだよ。自然エネルギーだなんて、エコで、かっこいいじゃないか。その後も国による実証実験を繰り返していた。筑波とか、福島とか、すべて大失敗だったよな。多額の費用をかけてまで、なんでまたアホみたいに風力に執着したんだろうか。やがてh18年の東伊豆町の風力被害にたどり着く。南伊豆町とか愛知県、山口県、各地で一斉に被害者の抗議が沸き起こっていた。

環境省の「移動発生源の低周波等~」の調査報告書が出回って「何があるんやろ」と被害地では有名になる。h23年度版では【被害を訴えるものは精神疾患のもの】と明記しているからね。被害者たちは腰を抜かしただろう。その時には環境運動家という新しい地域対策が始まっていた。現地要員、あるいは自然保護団体といった奇妙な風力工作員が被害者弾圧に蠢いていた。由良町でもたくさん見たよ。

ジャーナリストたちはすぐに「これオカシイ」と見破っていた。私も知っていたよ。風力被害者が苦しみ狂い死んでいく。なんで「考える」なんか。普通に考えたら分かるだろう。海外ではとうに「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)といって抗議デモを烈しくやっている。日本のはエセだ。罠だ。と初めから人々は知っていたんだよ。私も畑地区の人からそう聞いていた。

それが間もなくすると「考える会を作ったよ、ワッハッハッ」と谷口さんから電話が来る。あたかも自分たちで作ったように見せかけた心理トリック。実は被害者を閉じ込めて集中管理する。初めから私は排除されていた。私は攻撃対象にされていた。「由良さんが何もかもめちゃくちゃにした」というものだ。そうですか、と見つめるだけだったよ。多くの被害者が死んでいく。2019.2/7日のページの録音で実名を挙げている。

恐ろしい弾圧風景だよ。人々はそれが面白くてならないという。ウソつくな、とな。役場ではリスクだ、受容義務だという。非人間化された事象としてタブーになっていた。県や国にも働きかけたんやで。すべてがケンモホロロニ拒否されたけどな。ひどい罵りの言葉が用意されていたから、環境省や総務省などには、全国から同じ抗議の電話があったんだろうね。「あんた、このあいだも電話したでしょ。

何度言っても知りませんから」とかね。国家公務員さんの高飛車な声が響いていた。国を挙げての弾圧だ。それなら地域社会として、そこに住む人々が団結して健康被害に抗議しようじゃないか、となるはずだったのだよ。現実は真逆になっていた。水俣と同じ事だ。風力発電が建つのは、その地域にもともとの理由があるから。ターゲットにされるだけのカモでしかなかったのだ。

「風力はワシらのもんや。オマエラ関係ない」、原発でもそういう人がいるからね。原発があるからこそ町が発展するとかね。由良町の周辺には45年前に三か所も原発計画があった。そういう地域なんだよ。ただ、その時の反原発の闘士たちには、風力被害の実態は伝わらなかった。たまにそんなのがいたかな。その程度だよ。あたかも心配するフリをする環境運動家が周囲の町には溢れていた。珍しそうに私を訪ねたりしてね。

彼らは決して被害者の事に触れなかった。土砂崩れだってさ。笑わせるで。日本で今、風力発電の低周波被害、風車病に抗議するのは私だけになっている。実態は、どの風力地域にも被害者がいる。これまで苦しみの症状を訴えていた人たちはどうしたんだろう。無視。関係ない。社会から存在を否定されたのだよ。アホよら、と烙印を押される。そんな被害者たちを見てきたつもりだ。各地の被害地でも同じでしょ。

「なんか違う」と違和感を持ったことはないかい。海外の風力反対を見ていて、日本でやっているのは正反対でしょ。誰か谷口さんらのような被害者を助けたか。アホにしまくりよな。かわいそうだとも思わない。問題の大きさを取り違えてはならない。地球を守るんだ。まるでマンガやないか。簡単なフレーズで人々の精神を操る。「一億総玉砕」なんて有名やないか。「一億総痴呆か」とか。

今ではそんな戦時プロパガンダは笑い話になるけど、なかなか、今もまったく同じ洗脳、精神支配が行われる。被害者の苦しみに共感できない。その代わりに憎しみや怒りの対象だよ。差別対象。人じゃない。人間ではないんだよ、と暗黙の了解が支配する。中国とかアメリカの支配戦略かもしれんで。太平洋戦争でもそうだったでしょ。日本人は単に踊らされたんやで。今もそれは変わらない。ターゲットにされていることだけは理解しようや。末期症状やで。