ドイツ語やフランス語で【風力反対】と検索すると、各地の烈しい抗議デモがドツサリと出てくる。「Kein Windpark」、「Non auxéoliennes」、彼らの言葉を使って探してみるがよい。ドイツとフランスは仲が悪くて、それぞれに独特な感情を詰め込んでいる。それが風力発電となるとどうだろう、驚くほど同じ拒否感情に収斂する。他のヨーロッパ諸国でも同じことだ。
ニセモノの書いてある記事もな、緑の党とか、ナチス顔負けの環境運動に凝り固まっているからね。一見して、イデオロギー闘争かと勘違いするで。話が大きくなるから、風力被害に限った話題に戻す。日本人はなぜ、こんな世界情勢に反応しないのか、理解できないのか、その事を不思議に思わないか。日本の自称・風力反対を見て、海外とは何が違うのかを感じるのは簡単なことだ。ペテンだからよ。
詐欺、イカサマはいずれバレるから、どんなに巧いこと言ったって、「アッ、それ違う」と分かってくる。理解力と言うよりは人間のレジリエンス、回復力だよ。日本のカミカゼ、自爆攻撃は悲惨な歴史の汚点だ。今の若者に靖国に祭られると言えば、同じ行動をとるだろうか。蜘蛛の子を散らしたように一斉にみな逃げ出すだろう。日本政府なんてその程度のものだったのだ。今もそのチンケな状態は変わらない。
おバカな歴史を見ても、同じ失敗を繰り返す。日本人の誰かが、被害の本質に気が付いているハズなのだよ。h18年の東伊豆町の風力被害を知っている人は全国にたくさんいるんでしょ。何が悪いのか、誤解の仕様もない明白な事件が明らかにされた。全国に同じ情報が伝えられて、和歌山の由良町に住む私もそれを見て「これアカン」と判断した。
私は長岡技大の学生時代に、s57年の西名阪自動車道、香芝高架橋の低周波訴訟を知っていたからね。建設省のボロ負けでな、周辺住宅地の買い取り、沿線高架橋の全面改修、設計指針の改定が繰り返された。それまではアメリカやヨーロッパの物真似だった橋梁設計も、やっと日本独自な技術を発展させたんだろう。私も土木科卒だからね、苦手な割に、苦労した分、思いは残っている。
ウソつきゴンボがいて、これから低周波音の被害を否定する悪弊が始まったんだろうね。国を相手に戦うか。その関係者は皆逃げ飛んでいた。測ったらアカンのや。ちょうど水俣病が世間を騒がしていた頃だ。低周波被害は、公害としては頬かむりして隠されてしまっていた。被害者は口止めされたんだろうね。私のyoutube動画「morio yura」にはその時のドキュメンタリーをアップしているから見たらよい。
たまたま和歌山市に汐見文隆、武田眞太郎という学者がいて、有名になった。何が悪さの原因か、ハッキリと確定しているからね。それを日本政府や政治家は否定する。行政、役場職員も嬉々として「風力に低周波はない」と言っている。すごいじゃないか。こんなおバカな政策に、日本人は誰も抵抗できないんやで。精神的な奴隷にハマっていて、海外で普通に見るように「止めろ」という言葉がない。
これが、日本人には面白いんや。人の不幸が嬉しくてならない。地域対策だからね。少数の被害者に対して差別政策、弾圧を繰り返せば、人々は簡単に迫害を楽しむようになった。被害に苦しむ者を助けようとか、風力に疑問を持つ人なんか誰もいない。【被害を訴えるものは精神疾患のもの】烈しい嫌悪を燃え上がらせていた。被害者が死ぬと、それこそ手を叩いて笑うんやで。
何がそうまでして感情を高ぶらせるのか、被害者も、加害者も、操られるままに今の安定❓ 次のターゲットを求めて眉をひそめている。私はもちろん村八分で、大変な迫害を見ている。環境運動家たちからは、「オマエは同和だろ」と何度も言われてきた。何のことか私には分からなかったけど、風車教の狂信者にとっては何でもいいのだ。被害者をやっつける。そうやって特定の人を殺してきたんだよ。
だから谷口さんら被害者と話した時、泣きながら私を鷲掴みにして苦しさを訴えたんやで。哀れだと思わんか。それが面白いか。私の家柄自慢は、こんな理由で見苦しい言葉を繰り返す。役場議会に通っていた頃は、【鉄板の胸当てを付けて行け】と言われていたからね。烈しい罵りに、よくもここまで耐えられたものだよ。やっぱりどこかで支えてくれた人が常にいたようだ。有難いと思っている。
死んでいった被害者は、可哀そうにと思っている。私も被害に苦しんでいるからね。生死を分けたものが何であるのか、その事にも気が付いている。全国の風力被害地でも同じ風景でしょ。ただ、そこには私や谷口さんのように、何が悪いのか言葉にすることがない。言葉を持たないのだ。原人のクロマニヨン人みたいに、言葉がないと思考もないし、いずれ滅んでいく。
ホモサピエンスの歴史を見れば、今の人類が生き残ってきた理由は強さだけではなく、弱さにその原点があるのかもしれないね。集団力とか。情報の共有とか。人間感覚が、脈々と受け継がれてきた。これを破壊すれば地域対策になる。ロボット化、動物化、思考のない、言葉を制御された人たちの集まりよ。風力被害地で、そこの人と話したらよく分かるで。日本人のアホさやね。
150年前、幕末・明治という転換があった。ガラガラポンだよ。誰が仕組んだ?というものでもなく、草莽崛起とか、全国から人材が溢れてきた。歴史の表舞台だけでなく、裏側でも烈しい殺戮があった。たくさんのドラマが残されている。その場、その場で、時代はヒーローを求めていた。高杉晋作の功山寺の変なんか見ると胸躍るやないか。紀州藩や尾張藩の手のひら返しとか。
由良守應と話がしたかった。陸奥宗光が居候していたという。刑務所暮らしもさぞや楽しかっただろう。羨ましい。日本人よ、なんかやろうぜい。黙っていたら殺されるだけやで。