世界中で風力発電に反対し、被害に抗議する記事を紹介してきた。インターネットはバーチャルだから、どこかで操作されているだろう。今では外国語で検索しても、風力コマーシャルで覆われてしまうこともある。騙し絵のような、低周波被害を否定してオチョクル欄もある。悪意に満ちているから相当なイデオロギーの構築がある。日本にもたくさんあるから、特に外国が珍しいとも思わない。
でも海外のは切り口が新鮮でな、日本のエセ議論は田舎臭いしアホ丸出しやないか。それでも日本人には意味が分からんのやで。被害者の事を精神疾患と明記したり、生まれつきの障害者だとか、年取ったから更年期障害だ、なんて議論に固定する。これだけ低周波音の被害が世界中で溢れていても全然感知しない。まるで刑務所だ。情報戦、というより強制収容所、閉鎖空間と言った方が良い。
私は由良町で風力発電の被害がどうやって否定されて、被害者が消されたのかを書いてきた。見事な地域対策、支配論理、住民の服従劇が展開されていた。大掛かりな舞台設定に、これが国策か、これが国際政治の罠か、と日本人が、政治が、行政が、今も12歳の少年でしかない現実を見る。簡単なキーワード。「明日では間に合わない」とか、「問題の大きさを間違わない」とか、反論を許さない言論界に誰も太刀打ちできないでいた。
そもそも風力に反対する人がいなかった。現実の被害がある。風もないのに風力発電が回っている。実証実験と称する風力事業はすべて大失敗に終わっている。有名大学の研究者、大企業、行政が多額の金を費やして失敗を繰り返す。予算の消化としか思えないバカ騒ぎに、なんで誰も「おかしい」と言葉にできないのか。私も昔そんな組織に紛れ込んだことがある。
関空を埋め立て工事ではなく、空母の様な浮体式に出来ないか、あそこは軟弱地盤やで、というものだった。今も埋め立て地盤の滑走路はドンドンと沈下しているはずだよ。南海地震で崩壊するんじゃないのか。40年前にそんな議論を聞いていた。どちらが正解なんだろうか。現実があるからね。もう一度盛り土して嵩上げするんだろう。日本では頭の良い、上澄みのような知識人が、風力発電の豊富な資金に集まっている。
カネが有り余っている。日本は税金が高いからね。だからといって、何の役にも立たないハリボテに資金を投入して有為な学者を潰してしまうこともないだろうに、と思う。鉄鋼不況だから鋼鉄を消費したいのか。鉄鋼メーカーはもう魅力のある職場とも思えない。魑魅魍魎の業界の都合か。今さらのように「黙殺の音」に谷口さんの記事を見つけた。いろんなところに首を突っ込んでいたからな。
私の知らない環境運動家もたくさんいたことだろう。そのすべてが空振り、裏切られていたことを見てきた。由良町では誰にも聞いてもらえなかったからね。私も罵られてばかりだったよ。知っての通り、亡くなってから、このページに取り上げることにした。それまでは葛藤、にらみ合いよ。自分から被害に苦しんでいると言ってきたくせにな。
それをまた、「谷口さんも、由良さんにはとても迷惑したことでしょう」と批判が来る。ピカピカの心理攻撃だ。被害者になって、風力発電を訴えると、こうまでしてコテンパンに攻められる。ボロクソに人物破壊される。何が本当かといえば、低周波音の被害、弾圧政策だけがある。海外にあって日本にないもの。それは被害者を助ける住民の意志だ。
日本だけ、「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)という言葉がない。つまりな、日本でやっている自称・風力反対はペテン、地域対策でしかなかった。なに、初めからジャーナリストたちはそう言って私に伝えてきた。知っていたよ。2018.1/22日、1/20日のページの録音を聞いてもそうでしょ。みんな知っていたんだよ。それでも誰も風力を止めろ、とは言わなかった。
なぜか❓ 被害者に対する嫌悪、迫害、関係ない、と言った真逆の攻撃に転化していたのだ。今も私なんか村八分の嫌われ者よ。役場は大喜びしている。パラダイス。ディストピア。この不条理は何だろう。住民に人間の意志はないのかと思わないか。なかったのだ。何でもよい。疑問を持たないか。
なんで❓と理由を尋ねよう。風もないのに風力発電が回っている。なぜなのか誰でも知っている。電気が有り余っているわけでもないけど、余剰電力なのか、必要な演出なのか、誰も検証することはない。デモンストレーション、演出の結果よな。思考を奪われる。いや、もともと何もなかったんやで。
