風力発電の心理コントロール

昨夜、NHKBSで”差別体験授業“、支配される教室をやっていた。特殊な番組やな、と思いながらも、人間心理の簡単なトリックで、こんなにいいようにして操られるんやと見ていたものよ。社会心理学の応用は、日本だけじゃなくて世界共通の現象だ。番組では大学生から中高年まで、いろんなパターンを用意して、参加者の支配されていく様子が説明される。任意の参加としながらも、意識高い系の顔ぶれだ。

そりゃぁ関心がなければ参加も何もないわな。【場が支配される】高圧的、同調圧力、心のマヒが見える。忖度、先回りして教師の意志を察知する。言いなりになるんだろうね。それが社会で、うまく生きていく処世術になっている。とくに帰国子女の反応の言葉、様子が際立つ。外国暮らしの経験は、日本に帰って来てからも行動に出てくるのだ。私が以前勤めていた大企業でも、海外に派遣されて帰ってくると「宇宙人」と言って敬遠されたものだよ。

滞在が1年くらいならまだいいとして、5年も海外にいると、なんやこれ? となっていた。当の本人は分からないんだよ。だから私は海外に出張は遠慮してきた。半面、日本社会の閉鎖性にも気づいていたけどな。由良町の周辺にはアメリカへの移民が多い。向こうへ行ったらほとんどは帰ってこないね。高圧的な権力を前にすると、反抗する人はいなくなる。無茶苦茶を言われているのに、「はい、そうです」と答えてしまう。

なかには休憩時間に外に出て気分転換した人の話もあった。精神的に辛いのだ。ご自分の価値観と照らせ合わせると、どうしても反りが合わなくなる。「大丈夫ですか」と問われて、「はい、私は大丈夫です」とインタビューに答えている。私なら途中で逃げ飛んでいるかな。それでも30人ほどの教室の生徒役の視線と言うのか、裏切れなかったようだ。誰も退場しなかったからね。エスケープはなかったのだ。

この番組には、実験と言いながら人間の社会性とは何か、危険な心理コントロールの罠が提示されていた。ドイツのナチス運動は有名だろう。ホロコースト、ジェノサイド、などの記憶が今も尾を引いている。誰も反対できなかったのか、と思わないか。そして何が悪いのか、と私たちは理解しているだろうか。ドイツ人の言い訳は「私たちは知らなかったんです」というばかりよ。風力発電の被害でも、まったく同じ弾圧風景になっている。

被害者でさえ、抗議できないで死んでいるし、逃げ出している。人々はそれを笑いものにして喜んでいる。被害を訴える私に対して、人々の厳しい迫害がある。なんでや? と私は言い続けている。水俣市の日吉フミコさんにも同じ弾圧があって、水銀被害を訴えたら、自宅に小便をされるわ、石を投げつけられるわ、それは酷い迫害にあって泣いたことが記されている。畑地区の谷口さんみたいやで。私もそうなんですよ。

人々はそれが面白くてならない。「一回言うたらもうええやろ」、「みんなもう同じ話は聞きたくないんや」、親切心で優しくそう伝える人の多いことよ。そのくせ被害者が亡くなると笑って喜ぶんやで。これが地域社会の有様になっていた。風力被害の否定、被害者差別と排除、生贄を求めているんやね。行政や政治の政策として、国家権力の手先になって強面(コワモテ)鬼瓦になって【被害はない】と強制する。

人々は簡単にひれ伏して「はい、そうです」と従っていた。重症の被害者もだよ。私は海外の風力反対、抗議デモと比較して、日本のそれはいかにもオカシイデショ、と弾劾してきた。もともと日本の各地でやっている風力運動は地域対策でしかないことは初めから指摘されていた。「彼らは何者で、いったい何を目的にしているのか、それを知ることが先決でしょ」と言われていたのだ。全国でその認識は広まっていたはずなのだ。

ところが蓋を開けると、そんなエセ風力反対など、堂々と低周波音の被害を否定して、ヘンな学者を担いで賑わっていた。風車病、低周波被害は消されていた。日本人は何も知らないのではない。私がこうして真実の被害を書いて伝えているから、心ある人なら谷口愛子さんらの訴えた風力被害の酷さを知っているのだ。それでもピエロ、珍獣として笑いものにするしかないのかい、と私は書き続けてきたものだ。

誰も、風車を止めろ、被害者を助けろ、なんて言わなかった。ボロクソな弾圧に笑っていたのだ。再エネ政策や地域対策だけではない、根底に人を貶めて喜ぶ心理が渦巻いていた。人の不幸が面白い。優越感。「ワシらは面白うてならんのや」と喜びを伝えに来る。良かったじゃないか。由良町はこれで歴史に残る珍事を演じて見せたのだ。殺人劇なんだよ。知らないものなんかあるかいな。

その上で「風力の被害など聞いたこともない」と感情を込めて叫んでいる。そんなに私が憎いのかい。今や由良町だけではなく、全国のエセ風力反対が狂気に舞い上がる。心理コントロールじゃない。ナチスと同じで、もともとがそんな人種でしかなかったのだよ。ドイツの風力反対デモは有名だけどな。日本人には誰も分からないらしいのだ。その理由を知ろうとも思わない。疑問の余地はない。思考がない。Philosophyがない。

日本人の欠陥が明らかになる。風力発電の低周波音は、本当に苦しいね。これが目的だったんやで。