なぜ？ に対する答えがない。あるいは詐欺、ウソ、自然エネルギーという幻影を見ないか。日本政府は「さらなる再エネの推進」と謳っている。具体的に、風力だ、太陽パネルだ、と言わない所がミソだね。日本には、もともと環境運動らしきものがあって、反原発とか、脱ダム宣言とか、要所要所で話題になっていた。あの福島原発の事故以来、反原発も変わったでしょ。由良町の周辺には3か所も原発計画があったからね。
私も土木屋として原発関係に従事したから、余計に変化する環境運動のアホらしさが見えていた。この人らはいったい何を言っているんだろうか？ と支離滅裂な話しぶり、受け売り言葉に呆れていたのだ。幼稚園児並みやな、と思ったよ。かつて渋谷でオウム真理教のパレードを見たからね。そのカルトぶりが、今の環境運動家たちと被って見えた。同じ心理構造なのだった。そんなことあるはずがないやろ、でも彼らには根拠なんて感知しない。
風車教の教義を繰り返すだけのオウムになっていたのだ。フリーエネルギーとかさ、地球は自転しているから無限のエネルギーだとか。狂ってるなぁ、としか思えなかった。しかしそれが国の政策として、行政が、政治家が、警察が、カチンコチンになって反対する者を弾圧する。［風力発電を建設しないと損なんやで］とは由良町で何度も聞かされたフレーズだ。道理で、東北や北海道ではビッシリと風車が林立する風景になっている。
人々は笑って喜んでいる。私から見ると気持ち悪いだけやけどな。最初からの経緯を見ていると、被害があると分かっていながら、被害者を見ながら、なぜ、誰も反対も抗議もできなかったのかと不思議でしょうがない。オッと、由良町でもそうだった。風力被害者はコテンパンに弾圧されて殺されていた。同じことは、h18年の東伊豆町から延々と繰り返されているのに。情報がなかったわけじゃない。彼らは、わざわざヨーロッパまで接待旅行に招待されて外国の風力発電を見て来たんだという。
視察団の飛び跳ねた記事がたくさんアップされていた。恥ずかしくないんやね。誰も何も言わないんやね。風力と原発、メガソーラー、北国だと雪が降るだろうに。結局、環境運動家たちの理想は地球温暖化防止で、二酸化炭素CO₂の削減だという。ホンマかいな、と思わないか。極端なんだよ。偏執、パラノイアだよ。検証がない。根拠なき理想だ。面白いのは、原発も再エネも推進する新しい環境運動家たちの登場だ。
そんなグループが集まって全国大会だという。政治家がスピーチすると、もうボロクソだよ。カネと票をよこせ。地域対策だ。納得してもらうほかない。政治の姿が鮮やかに見えた瞬間だよ。日本の政治は、実にこのレベルでしかない。私も議員をやっていたからね、一人だけ宇宙人のようにして排除されていた。由良町の人々が私の訴えを受け入れることはなかった。被害者でさえもな。あの谷口愛子さんが生きていたとしても、まず私に投票したかどうか、と今もふと思い出している。
風力被害者は皆頭をやられている。地域対策の洗脳もあるだろうが、被害を訴える人を憎しみ排除する。不信感の塊になる。前ページに書いたプラトンの洞窟の人たちと同じだ。外に出れば眩しい太陽の光がある。そんな光を浴びるくらいなら、真実を話す人を殺してしまえ。世界中で行われている風力反対運動や抗議デモなんか知るかい。関係ない、と憤る。言ってはならないのだ。水俣でも福島でもそうでしょ。石綿、アスベスト公害でも大変な経緯を見たやないか。
行政は何をしたのか。政治家は何を言ったのか。関係者は知っているんでしょ。添付記事の手前が谷口さん、真ん中が私です。テレビニュースにも出てしまったよ。この頃から危険視されていたんだろうね。因みに、この解体工事の粉塵が、近くの民家の部屋に侵入してうっすらと積もっていた。「止めやんかい」と怒るのが当たり前だろう。虚無。反抗も抵抗もない。牛や豚でも屠殺の時、泣いて怖がるという。由良町では人々は笑って喜んでいる。
被害者は一部、泣いて死んでいったかな。まったく被害を訴えるつもりはない、と言い切って死んだアホもいた。関りになっただけ、損したよ。なぜだか被害地域の真っ暗な闇を知った。ようこそ地獄へ、ということだ。自己家畜化の現実を見る。それが地域の人たちと一緒に頑張っていくことなんか。ご自分も、その一人として義務があるというのか。アホラシ。私は御免だね。世界中の風力反対を見たらよい。世界の常識やで。
日本人だけ、カルトの「納得してもらう」教義に信心して、穏便に、何事もなく、日々を仲良く過ごす我慢を取るか。何の意味があるのか、考えてみないか。
