風力発電の被害、知っているんでしょ。

気が付くと、風力発電の被害を訴える人は誰もいなくなっていた。「風力発電被害」とか、「風力発電、低周波被害」とか、実際に検索して見る。以前は「黙殺の音」とか、低周波被害者の会が有名でな、全国の被害者が丁寧に読み込んでいた。互いに連絡し合ったり、会合をもって、研究会みたいなグループが出来ていた。この二人はもう年だからね、かといって、この集まりに参加した人は大勢いるわけだし、矢田野烏や猫廼足がいなくなったからと言って、低周波音被害は相変わらず、なんでしょ。

風力発電が発する低周波音はこの二人が論じ尽くしたと思っている。小林芳正先生らは、より高度な測定を行ってくれたけど、それは確認したという、既に分かっていることだった。(でも誰もFFT解析なんかしてくれないからね、有り難いことだよ)。別な意味で、これまで知られていなかった風力被害のない離れた地域で、かなり高レベルな低周波音が確認された。原因は、たぶん「特殊な伝播する層」があって、地形と共にそこにたまたま高い音圧(音の場)が出来たんだろう。

神奈川県の米軍厚木基地でも、ずいぶん離れた住宅地に低周波被害が確認されている。自宅で寝ていたら鼻血が出ていたというものだ。由良町でも蜜柑畑で仕事していたら鼻血が出たと聞いている。恐ろしい地点があるのだ。フィンランドの風力被害調査書には15㎞離れても低周波被害が確認されたとある。(2019.3/2日~3/26日のページにアップ)。由良町の阿戸地区や、日高町の志賀地区のように、4㎞くらいなら楽々、被害成分が到達できるわな。

簡易測定器のNA-18Aでも、3㎞離れても、2㎞の地点とそうは変わらない音圧と空気振動があることを私は見て確認している。そして3㎞地点で、「風力の低周波で苦しいんや」と訴えた人を知っている。畑地区のような頭の上で風車が回っているのとは違って、その苦しみはそれほどではなかったんだろう。私に対する迎合とも思われない。思ったことは何でも言うような人たちだから、ただ、役場に対してとか、社会に対して積極的にアピールするだけの根性はない。

おとなしい性格なんやね。これが畑地区の被害者との差だと見た。4㎞離れた地域での被害状況は、あちこちで聞いてみたけど誰もいなかった。なんせ、はるか遠くに風力発電が見える。もちろん音はしない。何の影響があるんだろうか、と、世間一般の常識的な判断があるわな。そんな人らにフィンランドの報告書を見せて説明してもな、無駄に思える。ただ阿戸地区ではh19年に汐見先生が来て、風力被害の説明をしている。

30名ほどの出席があったらしい。阿戸の山々に風力計画があったのだ。役場の地域対策があって、コテンパンに弾圧されたという。殺されて死ぬかもしれない、と思ったという。ボロクソにやられたのだ。畑地区のやられようを見て知っているから、つい笑ってしまった。何もなくてよかったじゃないか。その地域の人は、何人かは悪意のある指示を受けていた。同じ言葉を隣町の広川町の山本地区で聞いていた。

「あの人らはね、言葉の一つを取り上げて悪い方向にばかり捻じ曲げて利用するんだと言われた、関りになったらエライことになる」ということらしかった。youtube動画にもその時の様子をアップしている。蒲公英工房での話だ。なんと汐見先生を呼んだのは被害者のオッサンだった。それをあたかも汐見先生らが押し掛けて、低周波被害を宣伝し、利用したと言って怒っている。アホかいな。更に同じことは東伊豆町でもあって、まったく同じパターンを繰り返していた。

自称・被害者だというオッサンも、まるで手のひら返しで、風力発電には反対ではありません、と言っている。被害者になると、ちょっとした圧力でこんなにも人を裏切ることができるのだ。窪田泰さんは「ウソつきばかりだよ」と怒りが収まらない。今も風力発電被害と検索するとその記事が出てくる。その時の被害状況を汐見先生は小冊子にして地域の人々に配布した。私も数冊貰って、由良町で10部ほど配ったものだよ。その人たちには何の反応もない。

由良町なら「ヘッ」と言って吐き捨てられる。それほど私が憎いか。いつしか周辺に昔からいる環境運動家は私を憎んでいるように思えてきた。好かれてはいないだろうとは思っていたけれど、よっぽど私は都合が悪いようだ。窪田さんが言っていたように、ウソつきばかりだよ。こんなパターンが、海外で見られるように「Stop wind turbines !」の言葉や、地域の人々が協力して抗議することのない現実になっている。出る杭、じゃない。

風力被害を言葉にできない、被害者の苦しみや死を無視して笑っている、すごいもの見たよ、ということだ。野次馬と変わらない。お花畑の世間話、環境運動会の闇を見る。すべて風力被害とセットになっているんだよ。結局、私一人が、それも日本で私だけが風力発電の低周波被害を訴えている。土砂崩れはどこにもないでしょ。ただの心理操作でしょ。低周波で山が崩れないですか、と聞きに来たアホな議員さんがいたけど、その程度のレベルだよ今も全国で風力発電の建設が続けられている。

風力の効果、発電利用を検証したことがあるんだろうか。それはタブーにして、カネ儲けだけのファシズムになっている。しょせん日本人のレベルの低さよ。被害に遭って苦しみながら死んでも、何の抵抗もできないのだ。家畜と同じ姿を見る。因果関係はない、という。私の29回に及ぶ一般質問での被害の訴えは、人々の蔑視、笑いのうちに幕を閉じた。変わり者よ、と悪口の嵐だよ。社会の崩壊、いや、人々はとても喜んでいる。

将来、もし、風力発電の発電利用はウソで、単なる演出、トリックであることが分かっても、人々の被害者に対する弾圧のすさまじさは風土として残っていく。いやいや、もともと人々は悪い人のことは十分に知っていたし、世間話として伝えていた。私もよくそんな話を聞かされたもんだよ。やはり社会の破壊だろうかね。自滅する日本か。