沈黙した風力被害者たち

かつては全国のあちこちで風力発電の低周波音で苦しんでいると抗議の声が上がっていた。記事になったり、被害者たちが直接、インターネットに投稿していた。九州から北海道まで、いろんな人が被害の苦しみを訴えていたやないか。宇久島はどうしたんや、嘘だったんか。北海道でも、有害な低周波音を測って、何が被害の原因なのか訴えていたやないか。

まるで誰も反応しなかった。社会倫理は破壊されていた。人々はなぜ、被害のあることを分かっていながら、被害者をバカにして無視したんやろうね。北海道のおおらかさか。観光、レジャーで行ったら、あんな別世界もないと感動したけどな。風力利権ビジネスには対抗できなかったのかい。せっかくの観光資源が分からんか。

いや、由良町では、風力発電は観光資源になると言っているからね。北海道だって、同じ倒錯、勘違いがあるだろう。仕組まれたワナ、策略なんだけどな。もし、健康被害がなかったとしても、景観破壊でしかないことが分からんか。フランスのモンサンミッシェルの景観保持は有名だろう。お城の横に、デッカイ風車が回っていたらエライことよ。

ところが日本人にはその価値が分からない。何が悪くて、何が大切な資源であるのか、確実な判断基準がないのだった。思考力がない。Philosophyがなかったのだ。京都に住む人たちに聞いてみた。東山にあんなもの出来たらそれこそ大変なことになる、と断言する人。一方で、京都人は新しいものが好きやさか、周囲の山でアンナンが回っていたら喜ぶで、というのだった。

京都タワーって、ヘンなモニュメントがあるでしょ。あのレベルよ。とても意見の集約にはならなかった。日本人のマナーの原点、京都ですらこの有様だよ。低周波音のことは聞いてはもらえなかった。説明したけど反応がなかったのだ。京都人の冷たさよ。我家は昔、京都から来たというから、どうしても彼らの言動にピンッと反応する。

私は、風力被害者は地域対策の網に引っかかって「沈黙」させられていると思っている。やり方はいろいろあって、「考える会」に閉じ込める。孤立化させる。人物破壊する。地域から叩き出す。なかには体調の悪化で施設送り、病院に送られて終いになっていた。いろんな最後を見たでしょ。「アホよら」と言ったでしょ。受け売りの言葉。

オウムになって、同じ言葉を、同じ順序で話し合う。それで地域との繋がりになっていた。仲間意識かい。違うだろう。しかしな、もともと人々には何の考えも価値観もなかったのだ。風力発電が良いとも、悪いともな。分からないんだよ。たとえ被害者になって苦しんだとしてもな。それほど日本人はアホで民度が低かった。学歴とか、職業とか、年齢でもなかった。

勉強がよく出来て大学卒業した先生方がたくさんいるでしょ。銀行や市役所、県庁などのエリートさんもいるんだよ。それなのに彼らには何の考えも言葉もなかったのだ。虚無。アレッ、SF映画に出てくるアンドロイドじゃないか。生身の人間のような、好き嫌いの感情はない。インプットされたキーワードだけで反応するように設定されていたのだ。工作マシーンか。

このページでは海外の風力反対運動を紹介してきた。今や環境運動は、風力反対デモになっている。風力事業は環境ビジネスで、すっかり利権構造が出来上がっている。自民党の再エネ促進議連は有名でしょ。原発の時と全く同じやり方やで。すべて税金だからね。バラマキ行政。今回は海外取引にまで大きく手を広げている。日本にはカネが有り余っていたのだ。

税金として、いくらでも吸い上げられる仕組みが出来ていた。アキモトが競走馬を買おうがギャンブルしようが、楽チンな利権構造を見よ。じゃぁ、各地にあるエセ・反対運動は何だろうね。「土砂崩れが心配です」と今日も繰り返す。オウムになった醜い姿をさらしてカルトやないか。最初から見え見えのスカスカなのに、誰も非難する者はいなかった。

ドンドンと風力発電の建設が進められていく。アメリカやヨーロッパに見る環境運動はどこにもなかったやないか。自然保護団体の汚い奴よな。被害隠ぺいのカラクリになっている。「Stop wind turbines !」海外の風力発電反対運動を見て見ないか。日本はとてつもなくやられているで。カネだけじゃない。騙されても何のことやら分からない。

囚人、家畜の扱いに落とされていることに気が付いて。日本人も人間になろうじゃないか。感情があるんでしょ。その理由や意味を考えてみないか。海外の風力反対の意味を読んでみよう。日本とは、全然違っているで。なぜなのか。それが分かった時に、人間へと近づいている。