読者の方々には分かっている人がいるだろうけれど、風力発電は、それに関わる人はすべてヘンな人になっている。有害な低周波音を浴びると、低周波病(風車病)になるけども、そうじゃなくて、風力発電、というだけで、急に剥き出しの感情を見せる人のなんと多いことよ。これは由良町だから、和歌山県だから、といったものではなく、東北でも北海道でも、九州や四国でもそうでしょ。
関係者なら気が付いているわな。h24年当初、いろんな環境運動家が由良町にやって来て、話をすることになった。彼らは一様に雰囲気がオカシイ、あるいは人々の様子を見て、「すっかり出来上がっているな」と感想を漏らしていた。具体的に何を言われた、とか、事件を見た、とか言うんじゃない。
例えば当時、福島の原発事故があって、たくさんの関係者が現地入りした。「ものすごいストレスやで」、「臭いもスゴイ」。何が、というんではなく、人間感覚として危険を感じたのだ。知っていたよ。私は一人烈しい弾圧に曝されていたからね。へヘッ、と笑うしかなかったんだよ。今でもそうだけどな。あれから10年余、たくさんの被害者の死を見る。
弾圧のすさまじさを見る。福島と同じ事か。被害者はコテンパンに否定されるからね。どんな社会力学が働くんだろうか。地域社会は、そこに住む人のものじゃなかったのか。いや、そこに住む人らが、特定の被害者を虐待して懲らしめるからね。笑いもの。たしかに重症の被害者は1％で少数だ。
畑地区ではそれが5～6％になっていた。数えて見たら分かるで。泣き叫んでいたからね。谷口さんの記録ノートにも書いてあったんと違うか。私の悪口もな。友人知人の多い谷口さんでさえ、周囲の人は皆裏切っていた。このページに何度も書いたが、ある日、11人の古い友人知人が私の悪口を伝えるために自宅まで来たというのだ。
普通はそんなことあるはずがない、と言っていたけれど、「何があるんやろ」と言っていたのに、結果として私は「出て行けっ」と叫ばれていた。涙を流して激高していたものさ。風力発電は精神を破壊する。何度もそんな場面を見てきたからね。べつに谷口さんが特別だとは思わなかった。だから2016年の最後の時まで電話があったんやろ。
ただ、信頼関係はとうに吹っ飛んでいた。私だって風力被害に苦しみ、役場や周囲からの烈しい迫害にオロオロしていたんだよ。その吐け口がこのホームページになっていたかな。人は「同じ事を言う」、泣き言ばかりやな、オオカミ少年よ、と笑って喜んだ。被害者に対する弾圧は仕組まれた作戦だと分かった。
h24年、当初からジャーナリストたちから他の地域での風力被害の実態を聞かされていたしな。同じことなんだよ。それが見える位置に私がいた。見た者の責任か。今は全国各地の風力被害地からそんな情報は一つもない。由良町でさえ、「風力の被害など聞いたこともない」と言っているからね。あれま、どうしたんでしょ。と思うわな。
日本では、私一人が風力発電の低周波音の被害を訴えているけれども、世界では当たり前の抗議運動の一つに過ぎない。陳腐な、と言っていいだろう。むしろ私が英語やドイツ語、フランス語などで検索して、被害者たちはどうしているんだろうかと後追いしている始末よ。2016年、小林芳正先生が、ドイツやヨーロッパ諸国の風力被害の記事を紹介してくれた。
ニーナビアポントの記事では、本当に低周波音被害を確信した。しかしその書評には酷い書き込みが溢れていたし、ウィキペディアを見たら分かるように、なんじゃこれ、といった被害を否定する論調が覆っている。もちろん日本でもな。日本のエセ風力反対では、これらを基に学者たち、環境省が悪魔か鬼か、といった弾圧を繰り返す。
県の環境課の幹部職員の悪いことよな。これでよく公務員が務まるな、と感心するよ。有名大学の成績優秀な逸材が揃っているはずやで。アイヒマン現象か。職業病かい。風力裁判でも警察にやられたけどな。まるで江戸時代、安政の大獄、蛮社の獄、弾圧の嵐となった殺人事件の顛末よ。しかし幕末と違って、日本は豊かになり過ぎていた。
みんな笑って見ているのだ。いや、無関心かな。関係ないとな。明治維新は武家の一部が反乱を起こして成功した。武士は人口の1％ぐらいか。由良町でも私一人だからね。ほどんどの一般庶民は、何が起こったのか分からなかったという。錦旗、天皇、誰も見たことも聞いたこともない新しい言葉だったと聞く。
だがその１％の武士たちが江戸時代、封建社会を終わらせて近代社会、日本を作り上げる。庶民には何も分からなかった。ごく一部の武士たちが集まって明治政府を牽引したと聞く。羨ましい話よ。「群れたらあかんで」谷口さんはよくそう伝えてきた。たくさんの風力集会に参加して、そのアホらしさに言葉をなくしていた。
最後に石狩でちやほやされたことがとてもうれしかったという。全然違うんだけどな。添付のような記事は日本にはないでしょ。自主規制。忖度。言うたらアカンのや。測ったらアカンのやで。日本人の抵抗力のなさよな。もうすぐ移民に支配される下準備か。社会の破壊政策か。仕組まれた罠なのに、誰も歯向かえないのか。
