黙っていたら殺される。

あまり書きたくないが、これまで風力発電の低周波音で被害を受けて苦しんでいる人が、あちこちの会合で被害症状や弾圧の様子を伝えてきた。真面目そうに聞いた人や、笑いながら喜んでいる人がいた。由良町の他にも、こんなことやって来たんでしょ。人間のすることだからね、どこでも同じ被害、同じ弾圧があって、マニュアル化されている。

「考える会」はそれぞれに連携しているから、講師にくる学者や、環境運動家は決まった人ばかりでしょ。自然保護団体とかさ。親方日の丸で、風力の手先なのがバレバレじゃないか。被害者がいて苦しんでいる。なんで助けないのかと疑問も何も、「聞こえない音がうるさいってか?」と笑うんだよ。

日本全国で、ついに誰も真剣に取り組む人がいなかったことに驚いているし、これからも知らんふりして逃げている卑怯者たちを追い回すしかない、私の役回りがある。違うんだよ。もともと私はこんなタイプじゃない。私の方こそ気が小さくて、内気なタイプなんだよ。人前で自分の感情をさらけ出して抗議するなんて、まさかな、と人生のめぐりあわせに困っているところよ。

どうせ一人暮らしだし、家族に迷惑が及ぶこともない。父母が生きて居たら怒るやろうな、と思うけど。「普通に生きてくれ」とか言われるわな。ところが由良守應は普通ではなかったのだ。贅沢さんまん。誰もが寄りつけない高みに生きていたらしい。幕末は安政の大獄で牢屋暮らしと追放処分。罪状は残されているけど作り話だ。

いったい何をやっていたんだろう、と不思議がいっぱいよ。私は最後の相続人だからね。どこかにまだ隠し金山があると思っている。曽祖父の菊蔵の言い置きには、「伊賀田屋敷(もりまさの自宅)は触るな、そのまま遺跡として残せ」と言われている。昔の呪いがあるようだ。菊蔵も守應も政治には関わらなかった。

和歌山藩で出世した人がいたと聞くが、今は行方知れずだ。出来の悪いのが由良に残っていった。その出来の悪さの終着よな。キミには、風力発電の被害が見えないか。低周波音の被害成分は人の耳には聞こえない。たまに参照値より高い音圧を示すことがあるから、それは聞こえるけど、30Hzを超えるとエネルギーは小さくなる。

やはり2Hz周辺の卓越した被害成分が心身に強く影響する。気圧変動だから逃げ場はない。一旦、過敏症になると、それは内耳の器官が損傷されているんだろうと思っている。ワシントン大のSalt論文だよ。2016年辺りのページにたくさんアップしている。海外には低周波被害に関する研究論文がいくつかある。

日本にもあるけど、それは被害を否定するためのトリックになっている。日本の学者は恥ずかしくないんやね。各地のエセ環境運動と一体化している。水俣や福島と同じやり方だよ。日本人は、なんでこんなヘンテコな不条理を繰り返すんだろうね。水銀検査の公定法と赤木法。世界では笑いものだよ。あるのに、ないとシラを切る。

自分が被害者になって苦しんで、初めてその悪意が身に浸みているんだよ。周囲の人々の、被害者に対する嫌悪、憎悪もな。水俣物語を読んだでしょ。今もそうなんやで。それでさ、私のことを「同和かい」、「同和でしょ」と言いに来るのだよ。さすがに由良町の人にはいないようだけど、少し離れた見知らぬ環境運動家たちはそんなメールや電話を喜んでよこすのだ。

その程度の連中なのだよ。もちろん由良町でも社会は崩壊しているんだよ。差別とか、苛めとか、組織的な人物破壊、選挙をやったから余計にそれがアカラサマになる。味方になるものは誰もいなかった。被害者たちでさえな。たぶん、その時、谷口さんが生きていたとしても、無理だっただろうと思い返している。

いつしか、「私は畑地区の人たちと一緒に頑張っていく」というようになっていたからね。今、彼らは「風力の被害など聞いたこともない」と言っているのに。哀れな結末よ。しかし、誰一人として風力被害を言葉にするものはいない。黙っていたら殺される。由良町は特殊な地域だったんだろうか。

周囲の広川町、日高川町、印南町には同じく風力被害者がいて苦しんでいる。いや、今更ウソを搗いても仕方ない。彼らは「関係ない」と言っている。それが原因で死んでもだ。地域のため。家族のため。言うたらアカンと言われている。なんとまぁ、こんな社会コントロールなんやで。東北や北海道でもそうでしょ。

山口県のそれは、話しかけたら怒りまくっていたで。それほど私が憎いらしいのだ。理由は何でもいい。私が許せないと、他にも同じような風力被害者が同じ言葉を叫んでいたよ。全国版の、由良守生拒否宣言の通達があるらしいのだ。つまりな、風力発電は一つの糸で繋がっている。

九州も北海道も、そして本州も、同じ悪党が演じているのだ。警察に弾圧されたから、下関市の逮捕や岐阜県警の風力反対取り締まりも一連のことになる。なんせ同級生に二人も警官が居たんだよ。アホな奴だから、すぐに分かったよ。こんなことがなければ普通に世間話が出来たものを。警察って気持ち悪いね。

その意味がよく分かった。風力被害に遭って、人々から弾圧されて、引っ越して逃げてしまった人はそれは一つの選択だ。笑いものにされて、さぞ苦しい思いをしたことだろう。日本人はそれが面白いんだよ。これは日本人独特の心理だからしょうがない。日本刀には、二つ胴裁断、とか、三つ胴裁断、とか書かれているものがある。

人間を三つ重ねて切り裂いたという意味だ。それほど昔は打ち首になった人が多くいた。廃物利用。晒し首、なんて習慣は明治時代になってもあったでしょ。それほど生贄が必要だったんだよ。今の風力被害者の死と、三つ胴裁断と、どちらがというつもりはない。アフリカでは、つい最近まで首狩り族がそうしていた。

人間には残酷さが付き物らしいのだ。違うのは、ヨーロッパなどでやっているように、「Stop wind turbines」と言葉にして、具体的に抗議をして、私は人間だと証明するしかない。黙って殺されるだけでは、家畜と変わらない。「今はその時ではない」、「沈黙は金」、「少し待て」と、いろんな被害隠ぺいの魔法が掛けられている。

日本人は誰も、その言葉に対抗できないでいる。心理コントロールされるんやな。死んでいなくなったらそれで終わりなだけなのに。それを被害者たちも自覚しているのに。人間になりたいとは思わないか。このままジッと我慢して死ぬのを待つだけか。アホにされていることは分かっているだろう。

被害感覚はなくとも、地域の人が苦しんでいたら義侠心を持たないか。海外ではあんなに堂々と抗議デモしているのに、なんで君はそんなに笑って喜んでいられるのか。その笑いが、何の意味があるのか分かった時、勝ち誇り、雄たけびを上げるのか。まぁいい。風力被害に遭えばどのみち狂っている。

抗議するのも、ジッと知らん顔しているのも同じ結果になる。今のところ、何もしない人ばかりだけどな。人ではなくなっていたで。