お花畑の環境運動

由良町の風力被害は世界的に有名になっていて、英語やフランス語で検索しても出てくるようになっている。近くの印南町、日高川町などにはもうビッシリと風力発電が林立している。やがて海岸地帯にも風車が建設されていくんだろうね。数年前、資料を持ってそれらの地域で話してみたけれど、誰も私の話を聞く人はいなかった。

風力反対らしき人がいたけれど、エラク私を嫌っていたようだ。同行していた人がいて、それを見て笑っていた。地域対策の成果なんだろうね。地域の人はよく、町会議員に頼んでいる、という。しかし風力に反対する議員なんか誰もいないし、むしろ風力推進派となって協議を進めている。

「土砂崩れが心配なんです。それだけです」と県庁での会議で繰り返すのだった。反対の「ハ」の字もなかったなぁ。それを見た谷口愛子さんが怒りの電話をしてきたものよ。県の担当者には笑いものにされたしな。添付のマンガはtwitterにあったものだ。どちらもお気楽でよろしいな。

由良町はもちろんのこと、小さな谷あいの日高川町や印南町にも、たくさんの風力被害者が苦しんでいる。誰も、一言も、「苦しい」なんて言わないね。猿轡、というんだろうか、何もしゃべれないように口の中に糞が詰め込まれているんだろう。笑いものにされているのに、協力金の1万円貰って喜んでいる。

とても素晴らしい福祉社会になっている。普通はさ、低周波被害、風車病で人生が破壊されて、ボロクソに弾圧されたら怒るんだけどな。畑地区ではメソメソと泣いているだけだった。私に何か叫んでいた人もいた。「出て行けっ」とか。それが日高川町でも同じで、とても近づけなくなっていた。特殊地域だね。

人々はそれが自慢で、ワシらは、ワシらは、と言っている。たまには「被害はない」と怒り出すからね。心の根底には、どす黒い憎しみがあるのを見せられる。もちろん私に対する嫌悪だよ。風車にはもう大賛成の笑顔だからね。アホに付ける薬はない。長い物には巻かれろ。お上には逆らったらあかん。

そんな抵抗感のなさが地域を覆い尽くしていた。谷口さんら被害者の死を知っても知らんふり、いや、喜んでいるだけよ。それが外国から見たら、MINAMATA やFUKUSHIMAと同じで、日本の社会風土として興味を持たれるんやろうね。ジョニーデップの映画『MINAMATA』は、水俣市だけではなく、日本では受け入れられなかったでしょ。

意味が分からないんだよ。その差が、映画の隠されたテーマだと見る。今の水俣の惨状を見たら分かるはずだよ。水俣宣言、とか、水俣学、って何なんだろうね。そのままの災厄が風力発電の被害なんだよ。だから余計に海外の風力反対では、キャー、とか言っているだろうね。日本人には全然理解できないことなんだけど。

現在進行形で風力発電の低周波被害に苦しむ人たちがいる。とうに死んでしまった被害者もいるだろう。転居したり、入院したり、とかな。私は不思議でならないんだよ。海外では、どの国でもカンカンに怒って抗議デモになっている。なんで日本だけ「土砂崩れ」なんや。その心理トリックを誰も見破れないのかい。

違うだろう、と意見を言うものはいないのかい。これが残念な所だ。私としては、風力被害を通して、人の本当の姿を垣間見ることができた。社会の脆弱、地域社会なんて幻想でしかなかった。人の弱さ。被害者になるともうボロボロにされていく。役場からはマニュアル通りの破壊をされる。

2018.1/22日、1/20日のページにある録音の通りだ。2019.2/7日の録音では、被害者たちはこんなにも囚人らしくなっている。手間暇かけて躾けられたのだ。もう人ではない。このようにして日本は新たな社会システムに改編されていく。私は米や蜜柑を作っているけれど、とても生活が苦しくなっている。

昔からある伝統や文化も廃れていた。忙しいだけで、季節の行事を楽しむゆとりはない。カネがすべてか。違うよ。風力発電の被害を、日本人も学んで理解しないか。プロパガンダ、キャンペーンで、いいように心理コントロールされているんやで。キミに、中身が何もなかっただけの事なんやが、世界の人々が何で怒っているのか、何が悪いのか、知ろうじゃないか。

何も知らないで、日本政府の言うことだけ聞いていたら、あの太平洋戦争の時と同じやで。大本営発表の嘘八百よ。反省など聞いたこともない。福島の原発事故の時、フィンランドの学生が私に、「日本政府は信用できない。もう日本には来ない」と怒って帰っていった。

10年前のあの時でも、日本政府はウソばっかりだったでしょ。世界の笑われ者だったでしょ、日本人だけが分からないんだよ。アホにされていることもな。風力発電に反対しよう。被害に抗議しよう。何が悪いのか、ハッキリと言葉にしようじゃないか。風力発電を撤去してくれ。苦しくてならんのや。