風車病を否定する根拠はどこにもない。

由良町の風力被害は、世界でも知られるようになっている。ナニ、周辺の町では、谷口愛子さんらが言いふらしていたので超有名なんやで。それで紀伊半島の海岸沿いに風力計画が発表された時、「嫌やで。風力は作ってほしくない」と私に話した人が多くいた。私が風力被害を訴えていることを知っていたんやね。

しかし彼らは仕事か世間体か、風力発電には触れることがない。由良町では三井造船の工場があるから、「風力」と言っただけでエライことになるらしい。まるでキリシタン狩り。言論の統制で、言ってはいけない社会政策の恐怖になっている。50年前、砂浜だった江ノ駒の海を埋め立てて、三井造船がやって来た。

漁業権放棄で漁師はいなくなった。1次産業が無くなると大変なことになるんやね。55年前に東京に行った時、東京の町中にはまだ陸稲を植えた畑が広がっていた。雑木林や百姓がいたじゃないか。土が黒かった。関東ローム独特のふわっとした畑だったよ。それらの風景は今、まったくどこにも見られない。

東京で、息苦しいと感じないかい。経済、効率だけの社会の貧しさよ。漁師のいない港町なんて、田舎ではなおさら奇怪な風景になる。漁師町の残骸はよ、スラムとしか言葉はないんやで。心を奪われたと、いや、もともとそんな連中でしかなかったことが明らかになる。風力被害の説明に回った時、当然のように誰も私の話を聞いてくれる人はいなかった。

山奥の畑地区でも拒否されていたから、由良工場の近くの人が相手になることはないわな。あくまでもそこに住む人の問題でしょ、ということであった。私は反論できなかった。誰も味方になる人がいなかった。薬局などでは、風力被害者がケロリン、サーテン、と言った昔からの置き薬を求めていたという。

田舎の人は飲みなれたクスリがいいからね。それでも次第に我慢できなくなって、薬局で新しい頭痛薬を求めるようになる。環境運動家が来て、乗り物酔いの薬がよく効くと宣伝する。あるいは医者に行って処方してもらえれば3割負担で済む、と強制する。クスリ漬けになった被害者は、さらに苦しさを抱えて死んでいった。

哀れな風景だったよ。私のことろへも何度もしつこく言ってくる。「なんで薬を飲まないんだ。出来ることから始めるしかないだろう」なんて弾圧丸出しで攻めてくる。被害者を黙らせることが面白かったんだよ。次々とそれらの被害者が死んでいく。人間狩り。彼らは連携しているから、『風力発電の被害』に書いた被害者のことはファイリングして襲い掛かっていた。

風力発電の被害、のもう一つの側面だ。彼らは役場とも繋がっている。環境省の担当官と話したとか、県の環境課の人を知っているとか、政治家の話とか、いったい何をやっているのかと疑問で一杯だったよ。スパイ工作員。環境運動家。原発反対運動でも様変わりしているでしょ。原発関係者がチョロチョロしているのも気が付いていた。

原発と再エネ。同じ利権村だったんやね。私も原発の仕事を少し齧ったから、闇の深さを感じている。私の元上司は高浜原発の建設課長だった。とてもよくしてもらったよ。その元上司の言うには、「40年経ったら廃炉にする。最後の後始末を見ながら仕事をしているのや」ということであった。アレアレ、違うでしょ。

前ページに書いた印南町、日高川町で、風力被害者の声を直接聞いたことがない。そして風力反対の声もない。あたかも反対らしいような空気の様なニュースが飛び交っている。「土砂崩れが心配です」と。ここでも結論が決まっている。誰一人として風力被害を言わないからね。耳鳴りがする。目まいがして苦しい、なんて言わないからね。

私がいつもこのページで、被害症状に苦しんでいるから助けてください、とお願いしているけど、笑いものにされて終わりでしょ。谷口さんらのように弾圧、苛めの限りを尽くされて死んでしまっても、「アホよら、アホよら」と言って風力踊りを見せられる。人々はそれが楽しみで待ち遠しいのだ。次はアイツやな、だいぶんオカシイで、と笑い合う。

人の不幸が面白い。たぶんみんな原因は分かっている。笑える理由があるのだ。風力被害の原因は、低周波被害、卓越した被害成分による内耳の器官の損傷。あるいは、高い音圧に曝されての耳をつんざく不快感。ストレス、体の不調、弱体化、しんどくてたまらない。因果関係はないと断定されるけど、実際にそれがあるから世界中で抗議デモが行われている。

日本だけ、それがない。それはなぜか、と訴えて来たのだ。由良町役場での弾圧はすごかったでしょ。29回ものスピーチの機会を得て、烈しい罵声と共にそれらを全国に発信したつもりだ。まったく反応がなかった。たまに、『風力発電の被害』購入者にも送ったけど、なしのつぶてよ。各地の自称風力反対運動でもな、当然そうだろう。

お門違いだったのや。お上に楯突く不届きな奴。由良守應の罪状みたい。私としては余計に問題の核心に近づいている。風力被害を隠蔽するトリックとしてのお花畑、エセ環境運動の実態を見てきた。環境運動家の空っぽさを見ないか。御用学者のアホらしさよ。水俣では今も現役で支配しているんやで。

由良町の集団検診では、風力の症状は禁句なんやで。こんなバカ医者も珍しい。汐見文隆医師が言ったように、彼らには風力は金儲けのダシなんやで。人間のすることじゃない。見ている方が恥ずかしい。医者の値打ちも落ちたものよ。このページでは海外の風力反対を紹介してきた。日本にあるのは見せかけだけで詐欺なんだよ。

風力発電も嘘なら、風力反対運動も詐欺トリックなんだよ。このカラクリは、最初から指摘されてきたでしょ。産廃の反対運動なんだと。日本でも風力発電に反対しよう。既に古典になったけど、ニーナビアポントや汐見文隆医師の本が良い。私の格闘した『風力発電の被害』も見てくれ。

二冊目を早く書かないとね。風力被害の何が悪いのか、日本人にも伝わっているだろうが。