この違いを見よ。

Twitterの今日の記事にこんなのがあった。土砂崩れがあるから反対だ、と言ういつものオウム記事だ。この地域には既に多くの風力被害者がいて苦しんでいると聞いている。風力発電の被害は、全国同じで、世界的に見ても「土砂災害」なんて言葉はどこにもない。

土砂災害と水質悪化は、日本だけのオリジナルなのだ。吉本喜劇みたいでしょ。次の添付資料のように、世界の風力反対記事には、第一に「健康被害」だとハッキリと書いてある。かつて汐見文隆医師も懸命に低周波被害を訴えていたじゃないか。日本の風力反対と、世界の風力デモを比べると面白い。

何がこうまでして「違い」を見せるのか。本当はさ、twitter記事の地域の人だって、分かっていると思うんだよ。土砂崩れが心配で頭痛や目まいに苦しんでいるのかい。けどその辺の役所で聞いてみると、「風力の被害など聞いたこともない」と言うんだよ。べつに山陰だけの方言じゃないけどね。

それをオカシイ、と感じない日本人がどうにかしている、と私は書いてきた。汐見先生や窪田泰さんは、低周波測定器を使用して、「ほら、こんなに卓越した被害成分があるでしょ」と被害の原因を説明した。世界的にも同じ手法で、低周波被害を説明している。トップページの私の論文を見てもらいたい。

しかし日本の環境省は、風力発電には卓越した低周波成分はないと書いてある。科学の真実を否定している。そして低周波の健康被害を否定しているのだ。聞こえない音は人間には影響しない、としている。参照値という嘘八百の物語を盾にして、被害者を否定して弾圧してきたのだ。恐ろしい環境政策よな。

こんな恐怖政治に、日本ではお花畑と言われる環境マニアが集まってお祭り騒ぎになっている。反原発などの残党が、形を変えて環境運動を扇動していたのだ。反原発と言っても45年前の原発運動とは違う。同じ人たちが関わっているけど、昔あった素朴な環境運動ではなく、悪意のある政治がらみ、反社会的な、破壊者としての本性を露わにしているのだ。

由良町周辺には三か所も原発計画があったからね。親父の友達に原発闘士がいて、詳しく教えてもらった。私は、たまたま、成り行きで原発の仕事に関わっていた。風力の仕事も少し見たかな。なんせ土木科卒、建設会社、建設コンサルタントの仕事をしていたのだ。どこかで接触するんだよ。

元上司は高浜原発の建設課長だったしな。随分世話になった。海外の風力反対をたくさん紹介してきたけど、日本人は誰も反応しないね。被害地域の人とか、これから風車建設計画がある地域とか、誰かが見てくれてもいいんだけどな。つまり無関心な理由があると見る。それがオウムになった「土砂崩れ」の繰り返した。

いったい、どこにその土砂崩れがあるんだよ。家畜化、かい。心理コントロールかい。黒部渓谷には仕事でよく行ったけど、あんな切り立った山の上に、デッカイ送電線の鉄塔を立てまくったんやで。中央送変電建設局と言って、それは厳しい職場であったと聞く。前記の元上司は、その人たちの指導に当たったと言う。

なんせ死亡事故が多発した。陸軍士官学校卒の彼が軍隊教育して鍛え上げたと言うのだ。私も一緒に仕事したけど、ご苦労様、としか言えなかったよ。日本の土木技術はハイレベルで、想像以上の技術力がある。技術者倫理。だから作るだけじゃダメなんで、社会のために、どれだけ貢献できるかが問われていると教えられてきた。

原発はあの時代の宿命だったんだろうね。元上司は最後までそんな言葉を呟いていた。アメリカ製の原発だからね。風力の建設屋はどうだろう。どこでも歓迎されていないでしょ。チヤホヤするのは役場だけ。土木屋たちも、被害のあることが分かっているんだよ。何人かの風力屋と話したけど、言葉にはできない真っ黒なわだかまりのあることが分かったよ。

どこかの環境屋、環境運動家のように、被害者を侮蔑することがなかったのは聞いていて辛かった。技術屋は、エンジニアは、作るだけでいいのか。意見とか思想とか、考えることはないのか。解答は既にある。フランスでもドイツでも、彼らの風力反対の記事を読んでみたらよい。日本では「ドイツに習え」と言っている。

そう言っている学者や環境運動家でも、何のことやら意味不明なんやで。根拠なき確信という欺瞞、嘘八百だよ。巧く騙したかな、というレベルの、本当に子供だましの世界なんやで。たまにDie Welt誌や、Spiegel紙の記事を見たらよい。日本にはこんなマトモな論評はないでしょ。大本営発表の大嘘ばかりでしょ。

太平洋戦争の戦争プロパガンダやないか。日本人の単純バカを自覚しよう。少しはヨーロッパ人の情報を取り入れよう。いいトコ取りはアカンで。希望的観測ほど恐ろしいものはない。これだけ各地に風力発電を建設して、いったいどれほどの石炭や石油を削減できたのか。風力発電の電気消費の収支は、どうよ。

風力発電の低周波被害で多くの被害者が苦しみ死んでいる。被害者に対する弾圧。情報統制。地域支配。人物破壊。いったいどれだけの被害者が喘いでいるのか、調査して見ないか。水俣や福島でも全然でしょ。特殊な地域対策作戦でしょ。ジャーナリズムはないのかい。

日本人は、何で黙り込んでいるのや。差別がなんや。弾圧がどうした。ハッキリと「風車を撤去しろ」と言ってやれ。