由良町の自宅に帰るとき、山々の風車群を見て、「またあの家に帰るのか」と情けない思いに死んでいった被害者は多い。風車を目にするだけで目が回る。急いで家の中に入る。しかしそこには低周波音でワンワンッ、と空気が気持ちの悪い音を立てている。被害者にだけしか聞こえない。あるいはヘンな感じになることもあるらしいけど。とても居られるもんじゃない。居ても立っても居られない。イライラ感と言うんだろうか、すっかり精神や神経が狂っている。
耳が聞こえなくなる。腕が動かない。うつ病なのか神経症なのか、何もする気にならないでいる。キーンッ、と高音が鳴る。耳がつんざく。風力被害の恐怖よな。ところがまた奇妙な現象があって、被害者でもないのに、風力発電を見るだけで吐き気がする、目まいに襲われる、と言う人が結構いるらしい。風力アレルギー、みたいなものか。私はこれまでたくさんの人を、風力被害の視察に案内した。普通には風車病の実態は理解されにくい。
こんな酷い目まいや耳鳴りに苦しむんですよ、と言っても通じない。でもな、なかには風車案内をしていて、「気持ち悪くなった」と訴える人がいる。風車の近くまで行くから、騒音とか空気振動とか、奇妙な音圧に体力が奪われる。しんどい、と言う。それならさ、あそこに住む、麓の人々はどうしたらいいんや、と言ってやる。「もう慣れたんと違う」、と言って、一緒にしないでくれと思うらしい。
かつては住民の人も交えて、視察体験をしたものだけど、今ではもうトテモ、トテモ。過激な感情をむき出しにして叫ばれる。感情の捌け口やね。レジャー感覚、お互いにお楽しみになっているんか。とても近寄れない。「風力発電、恐怖」と検索して見た。アルある、風力コマーシャルとは別物で、嫌悪の様子がこれでもかと書かれていた。ヒステリックな文体に、実際に低周波被害はなくともここまで書けるんやと驚いたものだよ。根拠は間違いなくある。
由良町での風力被害、事件を見れば、道徳破壊、人間破壊に顔を背けるしかない。こんなことが許されてよいハズがない。精神的なダメージを受けてしまう。もしかしたら谷口愛子さんら被害者たちの話を聞いて知っているのかもしれないね。たとえば、水俣市と聞いただけで悲惨な殺人事件や社会風土に反吐が出る。被害否定の弾圧に、何が水俣宣言だよ、と国家犯罪の恐ろしさを見る。
ジョニーデップの映画『MINAMATA』は日本人には通じないけど、何が悪いのかは世界用語になっている。風力被害は、じつに水俣病とそっくりだ。環境省の報告書の数々を見れば、国家犯罪やな、あの人らは殺されたんや、と分かる。それを人々は笑いものにして喜んでいる。地獄の風景なのに、倫理観の崩壊が嬉しいのだ。その低レベルの話に落ち着く。「風力発電、狂気」と検索しても同じことになっている。
ドイツ語やフランス語で検索しても、正直な嫌悪感は健在だ。世界共通の風力被害、低周波音の被害なんだよ。日本だけが低周波音の被害を否定する。弾圧・虐待する。「法律がないんや」と言うからね。政治家や公務員が、いかに風力思想のカルトになっているか分かる。日本では誰も抗議の声を上げることはなくなっていた。あたかも心配する素振りでやっている各地の「考える会」は心理トリックだからね。風力の地域対策として仕組まれた罠だ。
新聞やテレビでも風力コマーシャルになっている。土砂崩れだだって。学者が来て、そう言ったとか。地域の人々の伝染は早い。プロの支配技術よ。実際の被害確率は1~3%(影響するのは30%と言われる)、ごく少数で証明は難しい。誰が被害者になるかは分からないけれど、結果を見るとヘンな人が多いと感じる。精神疾患のもの、と言われるんやで。そんな中で誰も何も言えなくなるらしい。地域社会では差別運動が賑やかだからね。
人の不幸が面白い。こんな楽しみもないわな。異常な社会崩壊なのに、役場に操られるままよ。由良町の周辺は三井造船由良工場・施工となっているから、とくに真っ黒けなんやで。ここまで支配されてしまうか。外部から見たら、トンデモ・ワールドよな。人々のあざ笑いに、地域の人も唱和する。アホよら、アホよら、と言って手を叩いて踊ってみせる。これが議員か、これが町長か、とビックリするんやで。
人々のお楽しみだけどな。海外の風力反対とは違うでしょ。何が違うのか、チェックしてみないか。風力発電の何が悪いのか、日本人の中にも分かっている人がいる。風力被害者の苦しみや死に恐れを感じる人もいる。ただ、誰もその恐怖を言葉にして訴える人はいない。各地にあるのはエセ反対の地域対策だけだ。なんで一人も正義漢が出ないのかと、それが不思議なんだよ。
私の役柄じゃないんだけどな、エラク重要な呼びかけをしていることに気が付いている。由良町では村八分でさ、誰も相手になってくれないんやで。アホにされっぱなしよ。これがオカシイ。私だけ人間なのか。再生可能エネルギーという。どこがよ、嘘でしょう。





