風力発電に見る人間模様

風力発電には低周波音という厄介な公害がある。最初、h18年の東伊豆町で、たくさんの被害者が発生して、被害情報が全国に発信された。多くの人が自宅を捨てて引っ越して行ったと聞く。サラウンド現象と言って、地形からくる特殊な被害に有名な言葉を残した。隣の南伊豆町でもそれは同じで、役場の悪いことは見ての通りだ。すぐに風力反対運動は潰されて、それらの人々は地域対策のダシと化していた。

「私たちは風力発電には反対ではありません」と自称・被害者が証言する。ボロボロになった地域社会の有様を見たやないか。今もまったく状況は変わらず、「被害を言う人はもういません」と判を押した答えが返ってくる。驚くべきは、18年前に、トンデモナイ低周波音の被害があったのにもかかわらず、今の住民には危機意識も、当時の悲惨な被害者の事も記憶にないことだ。「聞いたことない」、「そんな被害があったんですか」と伊豆半島の人は言うからね。

10年ひと昔というからね、すっかり住民の顔ぶれも変わってしまっているだろう。風力推進の政策だけはカチンコチンに固められている。風力発電の町なんだよ。町の自慢だからね。誰にも後ろ指刺されるいわれはない。当時、いろんな雑誌に風力被害を書いていた人も知らん顔よ。環境をテーマにした小冊子の雑誌がたくさんあった。ここに紹介してもいいけど、まだそれらの人が生きている。関わりたくない。無責任な話よ。

簡単に住民運動は乗っ取られていたのだ。もはや風力被害の東伊豆町との評判も消えている。その時の被害を取りまとめた報告書もな。なぜかインターネットでも見ることはなくなっていた。同じことは福島の放射能被害でもあって、SNS、twitterなどでも酷い被害者の否定が爆発していたものよ。風力被害者も可哀そうだけど、放射能被害もな、生活できなくなるらしいで。それをボロクソにこき下ろす。twitterの記事を見て驚いたよ。

有名な評論家や、環境運動家が、これでもか! と被害者を否定していた。思想警察、みたいなものか。お花畑もあった。原発被害者の哀れなことよ。被害者になると、こうまで貶められるんやで。水俣病でも同じことだからね。今もチッソ、チッソと言って喜んでいる。被害地域の恐ろしさよ。まるでホラー映画やないか。国による弾圧のすさまじさを見る。同じやり方で風力被害者は潰されて消されていく。私は由良町でその現実を見続けている。

人の、なんと弱いことか。悪党はさらに居丈高に悪意を振りかざす。誰も反抗しないし、そんなモノにひれ伏す魂胆が分からない。しょせんはその程度の人だったんだがね。由良町では私一人、それが日本でも私だけの訴えになっていた。各地でにぎやかにやっている「土砂崩れが心配です」というエセ反対があるでしょ。風力反対と言いながら、学者を呼んできて「普通の人には心配ありません」とやっている。昔の原発運動と同じ事やっている。

地域対策なのだ。行政や政治と繋がって、環境運動という自己実現、カルトをやっている。彼らは絶対に低周波被害を認めないからね。これがリトマス紙だ。彼らは風力の手先なんだよ。それ以外に意味はない。それと被害者に対する弾圧の酷さだ。風力発電の目的として、初めから被害者対策があったことは、環境省などの資料で明らかだ。厚生省は関知しない。そもそも低周波被害など存在しない、としている。電話して聞いてみたらいいで。

これが日本の行政か、と驚くんやで。恐ろしい企みが覆っている。国が、日本人が、日本人を虐待して喜んでいる。反日プロパガンダの現実だ。秋田や山形の風車群を見ろ。日本政府、役人や政治家は大喜びだよ。風車群の中で暮らす人々も笑顔でとても幸せそうにしている。ワッ、と顔をしかめるしかない風景なのにね。あんなになるんやで。心理コントロール、洗脳されると人間は作り変えられる。その時の学者が和歌山にも来て勉強会をやっている。

恐ろしいことだよ。田舎者は皆アホだから信じ切っている。社会心理学、というより集団ヒステリーみたいなものか。そこには海外で見られるような真実の風力反対は欠片もない。被害者などいないのだった。塗炭の苦しみに狂いながらも、周囲の話に合わせていく。自然エネルギーだという。脱炭素だと信じるかい。何のために❓なんて思索はない。そこに日本が落とし込められたドツボの現実が明らかになる。

今、由良町や秋田の風力被害を見て、気持ち悪いと感じながら、自分たちの事には無関心なんやで。心理トリックさ。巧いこと言われると、誰でも騙されてしまう。詐欺商法。オレオレ詐欺と変わらない。それを国がやっている。たぶん、アメリカやヨーロッパの世界の人が日本の再エネ推進をじっと睨んでいる。同じ事なんだよ。日本人は自分たちがアホにされていることに気が付かないㇽむしろ喜んでいる。経済成長のチャンスだ、みたいに。

実際には税金で自転車操業している有様よ。風もないのに風車が回っている。それで十分じゃないのか。答えは初めからある。日本に風力発電は無理だ。後は弾圧、支配だけが残る。社会は崩壊する。そのように仕組まれていることを知ろうじゃないか。風力発電の低周波被害で苦しんでいる。人々はそれが面白くてならない。この倒錯、倫理観のなさに、転落の結果を見ないか。