日本では無理なのか。

「低周波被害者の会」の窪田泰さんと話していて、問題は有害な低周波音にあるのに、なんだか社会問題、倫理とか道徳の話になりましたな、と結論することが多かった。風力の低周波被害と、一般の重機、工場、エネファームなどの被害者と、区別すべきかどうかも散々話してきた。最近では、太陽パネルにも電磁波・低周波被害があって、苦しみながらも声を上げられない公害を聞いている。

メガソーラーが近所に出来ると、気候とか環境意識が変わるみたいだね。ピカピカと、ミラーボールみたいで、この暑い日差しにそんな光景を見せられたら、やはり環境問題やで、と思うわな。しかし取り締まる法律はない。政府は、さらなる再エネの推進を歌っている。カネ儲けの環境ビジネスよ。街中に、突如としてメガソーラーが現れる。ブーンッ、と鳴っている。

すべて税金やで。これまでは汐見文隆医師が率いる「低周波被害者の会」があって、全国の様々な公害が持ち込まれてきた。私の所にも何件かの相談を振られたことがある。窪田さんと相談しながら、嘘じゃないけど、どうしたもんだろうかね、と頭を悩ませた。例えば、ダムの水を放流すると、ものすごい低周波音が発生する。

この原理は、大雨の時の下水にもあって、被害感覚をキャッチしたために、アッ、また始まったと苦しむらしいのだ。下水道を管理する市役所は、たぶん被害の実態を知っている。私も土木屋だからね、被害を認める・認めないにかかわらず、デワ、どうすんの? となりますわ。設計段階では分からないし、治水優先よ。こんな相談窓口も、先生がいなくなると、たちまちのうちに崩壊する。

東京の国立市で、チョイチョイとやっていた事例報告会も、過去の出来事になった。各地で苦しんでいた風力被害者たちは今、どんな風な結末を見ているのか、そんな取りまとめもあったらと思う。ナニ、由良町で散々見てきたから、どこでも同じでしょ、と言われるか。それでもな、孤立した低周波被害者が、人間として、本当に生きていくためには、抵抗力とか、考えだとか、クリアな方向性を見たいやないか。

そこまで考える人は誰もいないか。その前に死んでしまうか、家畜になって、鬱病か、変人になって消えていく。有害な低周波は頭をやられるからね。気力が萎えるし、生活の質がドーン、と落ちてしまう。降って湧いた災厄に戸惑うばかりよ。各地でやっている「考える会」はよく出来たトリックよ。スパイ工作員となって役場や風力マフィアと連携する。権力の手先となって、思いのままの自己実現が出来る。

ナチスの突撃隊ssみたいだ。実際、由良町の人はほとんどそうなっている。風力被害を否定して、被害者をアホにして喜ぶのが一般化している。私を見かけると、アホよら、と呼び掛ける。勝ち誇っているからね。そうかい、そんなに嬉しいのか、よかったじゃないか、と私も笑ってやる。そこには倫理も道徳もない。もともと彼らにそんな思考はどこにもなかったのだ。それが風力の被害を通じて明かされる。

東伊豆町や南伊豆町でもそうでしょ。風力の被害など聞いたこともない、ってか。大した人だよ。よっ、大統領。アンタが大将。バカらしい風景に、社会は当然落ちていく。水俣市や福島でもそうでしょ。すっかり社会風土と化している。チッソ、東電、によって国家権力で塗り替えられたのだ。もう元には戻らない。同じことが全国の風力地域で行われる。日本人て、ホンマにアホやね。

既に海外の風力反対が知られているんだから、すべてその理由が明らかにされているんだから、否定しようのない低周波被害を「海外に知見はない」として否定しているのだ。本当に日本人が、日本政府をやっているのかい。自民党の総裁選を見ていたら、こんなんあかんで、と思うのは私だけではないだろう。民主党も、他の野党でも同じだけど、こと風力発電になると、なぜかダメになる。風力のイヌかい。

これが日本人の選挙結果なのかい。かつて水俣市では、市長が工場長、議員がチッソの社員で出来ていた。日本中、こんな感じになっている。風力に反対する議員はいない。政治利権、カネになるんだよ。由良町では,9対1、私一人であった。みーんな風力推進だったよ。隣町、周辺の町では「土砂崩れが心配」と言っている。全体主義が地域を覆っている。死んだ被害者たちの無念がある。誰かがその話を引き受けないとな。

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