前ページに載せた小林教授の論文にある、もう一つの被害者について、新たな展開を見ている。彼は大阪大学を卒業して、エリートサラリーマンとして活躍していた。我家にも2度来ていただいて、低周波被害の現実に、どうするんだ、みたいな話を繰り返した。じつは被害者は彼ではなく奥さんだった。彼に被害感覚はなく、「苦しい」という意味がどうしても分からないと言っていた。
学歴を例にしたくはないが、低周波被害者の会の窪田泰は法政大学卒、私は長岡技大卒で、それぞれに持ち前の経歴を盾にして議論をしていた。被害に苦しむ奥さんは音大卒の音楽バカ、低周波被害者独特な訴えをする。【分かったって!】何度もそう言って遮ったものだ。私は自分が低周波被害者になりながら、どうしても他人の被害感覚まで思いやることはできないでいる。その点、窪田は口論しながらも分け入ってくる。
「被害症状が出て、6ケ月ぐらいした頃からが一番苦しいんだ。みんなそこが分岐点になる」いろんな被害者の共通点や狂いようを教えてもらう。「ウソつき」、と言って非難しながら、だから彼は被害者なんだよ、と複雑になった被害地の真相を語る。あちこちで迫害されたことは聞いていたけど、汐見先生と共に、大変な活躍をしていた。阪大卒の彼と話していて、いつか、アレ、と感じていた。私を避けている。
話したくない有様が伝わってくる。会社を退職して、その後の仕事内容に躓きか、何かあったんだろう、と思っていた。大ボケ、話にならない、とあった。アッ、そうか、彼も被害者だったんや、と気が付く。由良町で何度もそんな奴に会っている。いろんな狂いようを見た。畑地区を歩いていると、急に真っ赤な顔して怒られたり、怒鳴られたりした。地域対策でネジを巻かれた奴もいたけど、それよりも抑えられない狂気をぶつける人がいた。
昔から差別語で言われていたからね、そういうことか、と思ったけれど、それに輪をかけて烈しい感情の高ぶりを見せられたものよ。それに比べると阪大卒の彼はまだ大人しい? いやいや、かなりマズイ出来事があったらしい。被害者の奥さんは、アレアレ、どうしましょう、と自分の低周波被害と旦那の顛末を見て困ってしまう。自慢の旦那さんなのにね。これとほとんど同じ出来事が、窪田家でもあったらしい。
私は由良町で駅前アパートを経営している。ガラ空きだから、いつでもどうぞ、と思っていたけど、ここからは山々に21基の風力発電が見える。彼らにとっては殺人的な環境だ。さらに、由良町では低周波被害者に対してボロクソな弾圧がある。環境テロが、こんな形で地域社会を支配する。まぁ、彼らが我家に来ることはないだろ。殺されに来るか。他の被害者さんでも、和歌山のどこかに安心して住める住宅はないか、と問い合わせがある。
由良町は全然ダメだよ。しかしなぁ、県民性、住民レベル、貧しさときたら東北や北海道も顔負けの状態よ。現実の被害環境にあったら卒倒するやろ。このページに書いてきたとおりだ。いや、各地でも同じ弾圧・迫害が繰り返されているのを見てきた。その上での住宅探しだ。我家の文化アパートは一か月2万円だ。すごいでしょ。築50年だからね。昔は幼稚園みたいにたくさんの子供たちがいて賑やかだったよ。由良町にも活気があった。
社会意識がこんなにも変わるんやね。山々に林立する風力発電は最後通牒、ダメ押しの転落か。地獄の風景やで。たくさんの被害者がそれを見て泣いたことを知っている。それをなんで笑いものにするのか、この心理が私には分からない。ヘンな話だが、大手の賃貸住宅会社が風力発電の前でアパート経営を繁盛させている。その周辺には風力被害者がいて苦しみ死んでいった。有名な話だから、たぶんその住人達も知っているだろう。
それでもそのアパートは経営上手に繁盛している。地域では「被害など聞いたこともない」というからね。不思議世界さ。日本社会の風力推進を見て、何か気持ち悪いと感じないか。「風力反対」と検索すると、風力コマーシャルばかりになっている。もう私の風力被害のページはどこにもない。うざいんだよ。変人のたわごとよ。窪田にしろ、音楽バカの被害者にしろ、よくやって来たのだ。生きる証、だと見た。
日本では、ついに風力反対はなかった。ニセモノの地域対策でコテンパンよ。日本人は皆、その秘密を知って笑いものにして喜んでいる。救いようはない。道徳や倫理観がなくなると、どうなるのか。人道廃れて仁義あり、とはならない。どこまでも転落でしかない。それは強制収容所で見た、人はどのように変わり果てるのか、ということだ。風力の被害地を見よ。何かの意味があると思うか。イカサマ、ペテンやで。これが目的になっていることを知れ。




