谷口語録に見る風力発電の被害

畑地区に住む谷口愛子さんから連絡があったのは2011年(h23)11月末の事だった。JR由良駅前で居酒屋「アイ」をやっていて、それを店じまいして数年が経っていた。私は店の客でね、駅前アパートの管理人をしていたので、月1程度で他の客とも世間話を楽しんでいた。田舎の割には繁盛していたと思う。

畑地区の百姓の人らでも客として来ていたのだ。谷口さんの家では百姓と養鶏業に携わっていた。養鶏場が廃止になると旦那もなくなり、一人、何かをやりたかったんだろう。社交家だったからね。客あしらいは上手かったよ。私は口下手で田舎者タイプだからね。いい年して一人暮らしで燻ぶっていたもんさ。

それは今も変わらない。「谷口語録」は、風力被害の話を聞いてから数年経って、これはメモしておかないとな、と覚書として書き留めていた。後日、『風力発電の被害』を書くベースになっている。低周波音の健康被害という未知の恐怖に対して、行政が、政治が、そして環境運動家が、地域対策として何をやったのかを見たのだ。

ピカピカの人災よ。弾圧政策であった。その時々で書き留めていたものだから順序だってはいない。他にもたくさんの話をしたけれど、私の気に障った、腹立たしい言葉だけが残ったのかもしれないね。他にもたくさんの風力被害者がいて苦しんでいた。結構、いろんな話をそれらの人たちとしてきましたよ。

それがこの谷口語録に見る様な塩梅で、ギクシャクしたものになっていく。電話をくれたのは谷口さんだけじゃない。それでも名前を上げてそれらの人の話を書く気にはならない。風力裁判でやられたからね。途中から彼らの怒り、憎しみがよく分かったよ。風力被害じゃない。私が許せなかっただけなのだ。

人物破壊、社会の崩壊を見た。まったく酷いものさ。人は、虐待されると簡単に動物にされる。閉された社会。呪縛の強さ、カルトやな、と顔をしかめたよ。たまたま谷口さんは文章をよく書いた。最後の棺の脇には、たくさんのノートを積み上げていた。低周波音の被害から頭を守るためのフルフェイスのヘルメットと共にな。

それと葬儀の席まで黙らせるための周囲の人たちが目を怒らせていた。「オマエ、まだ言うてるんか」、何やこの連中はよ、敵意丸出しよ。インターネットにアップされている「ある風車被害者の独白」は有名だ。編集は神戸の低周波音被害者で、何度も谷口宅に来ていた。低周波音被害者になると、ヘンな人になるから連携は難しいんだが、最後まで付き合いがあったようだ。

私のyoutube動画にも谷口さんのスピーチがある。たぶん編集が入っている。環境運動家たちに利用されていたからね。2018.1/22日、20日、2019.2/7日のページにも録音をアップしている。まったく酷いものさ。私も散々同じことをやられてきたからね。全国各地で、風力被害者たちはこんなに虐められているでしょ。

そして消されてきた。私がエセ反対、ニセモノの風力運動会だと主張する所以だよ。彼らは鬼やな、と思っている。被害に苦しむ者を弾圧することが面白いのだ。国家権力を背にして、嵩にかかって攻めるからね。普通の風力被害者は一溜りもなく吹っ飛んでしまうだろう。環境ゴロ、という。これも最初から伝えられてきたとおりだ。

みんな知っているんだよ。その上で無関心、関係ない、と笑うのだ。田舎社会も、都会でも、日本の倫理は崩壊している。とにかく破壊が面白いらしいのだ。前ページにはフランスの風力反対デモを紹介した。ドイツでも同じことになっている。日本人には、この事実がどうしても伝わらない。風力被害に遭っている当人でもな。

なぜな?風力発電の低周波音の被害は世界の常識だ。日本人よ、当たり前の被害に怒り、抗議をして生活を取り戻そうやないか。騙されて、黙っていたら殺されるだけやで。水俣病と同じ事なんやで。

谷口語録

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