谷口さんの資料はあまり載せたくはない。最初の依頼からすぐに喧嘩別れしてしまっていたし、猿回しのサルになって、あちこちと出かけては明後日の方向に駆け出していたからだ。そういう企み、環境運動会にすり替える作戦だったんだが、本人には何も分からない。一角の環境運動家になったつもりでいたようだ。最後の石狩での話は手入れ、推敲されていることが分かる。
この独白記事だって、インテリの友達が書いたものでしょ。学歴などのコンプレックスがあったみたい。私などはテンデ、バカにされていた。信用のないことよ。アホらしくなって、遠ざかっていた。低周波被害者の会の窪田泰さんともケンカしていたしな。あまりのバカバカしさに、訴えてやる、とか、その書面を作って私に郵送してきたり、とか、早く死ね、とか言っていた。
その通りになったけど。h24年の事だから、10年も経つと関係者は年取っていなくなる。同志であった、とか、共に戦ってきた、とか、よく言うわな。彼らの文を見ると一つだけ欠けたものがある。「風力発電を止めろ」(Stop wind turbines)だ。そして谷口さんの死亡原因だ。風力発電に殺された、なんて誰も言わないからね。不思議に思わないかい。
2019.2/7日のページにある谷口さんの言葉には、風力被害に苦しみながら死んだ人の名前を指折り数えている。死亡原因は風力発電の低周波だ。有害な低周波によって心筋梗塞や脳溢血で死んでいた。その苦しみを彼らは共有していたのだ。肝心のその言葉が、各地のエセ運動会にはどこにもない。だって風力被害を否定する学者を担いで、ワッセイ、ワッセイと環境運動しているだけだからね。
何が同志なものか。気候変動だってかい。知らんよそんな出鱈目は。由良町では、すっかり「風力」は禁句になっている。私の顔を見ると人々は驚いたような不安げな表情を作る。構えるんやね。何を考えているんやろ。どんな呪いが刷り込まれているにしろ、「拒否します」感が溢れているのだ。風力？ 「きゃぁー」といった具合なんやで。
独白記事にもそんな迫害が書いてあって、議員や町長だけの弾圧じゃない。町長は同級生の幼馴染で大の仲良しだったらしいで。私も何度か自慢されたことがある。町長室でコーヒーを飲んでいるんや、なんて言ってきた。とても楽しそうだったよ。それがこんな結末を見るんだから、最後まで人生は分からない。その人の本当の姿が分かって良かったじゃないか、とこぼしていたよ。
由良町だけではなく周辺の町にも風力発電が林立している。被害者がいて苦しんでいるだろうに、その地域の人々の目は険しい。それが何よりの証明だ。ご苦労さん。よかったじゃないか。せいぜい苦しみたまえ。私一人が風力発電の低周波被害を訴えている。あたかも心配するフリをして、「反対です」なんていう人は偽物ばかりよ。誰か一人でも、風力発電で被害者が苦しんでいます。
風車を止めてください、なんて言ったか。日本には誰もいなかった。話し合い。環境運動やってます、感よ。計画より風車の数を２～3本減らす。町の境目から、風車を5ｍほどズラす。そしたら隣町になるからね。こちら側からは何も言えないでしょ。ウソだけどな。すべては嘘八百なんだよ。被害者は何重にも取り囲まれてコテンパンにしてやられてしまう。
谷口さんの多くの友達、私の知人たちはすべて手のひらを返していた。汚い裏切りを見た。同級生なんてまるでダメだね。皆さん、私を憎しみの対象にしているで。被害者たちはこうして死んでいったんやな、と思い出す。弾圧作戦だ。それぞれの心理操作は、いったいどんな相関を描いて行われたんだろうか。誰もその悪意に気が付かないんだろうか。 いや、知っているからこそ笑って喜んだのだった。
東伊豆町の風力被害など、もう笑い話になっている。悪党の高笑いよ。由良町と同じやな。全国で同じ風力被害が展開されている。風力踊りも見たことだろう。被害者はアホにされて消されていく。面白い話よな。ナチスは各地で殺戮を繰り返したけど、復讐があって20万とも30万人ともいわれるドイツ人が殺された。日本では復讐劇はなかった。東条を吊るして終わりだ。
「風力発電を建ててくれるんやで。有り難いことやないか」と言う。被害者は問題じゃない。論外よ。いったい何のために？ と誰も考えないし意識にもない。落ちた日本の風景が目に染みる。風力発電を止めてくれ。苦しいのや。たくさんの被害者が苦しみ狂い、死んでいった。
