2023年6月16日 – 由良守生オフィシャルホームページ

ヨーロッパやアメリカの風力反対を紹介してきた。最初はニーナビアポントの本に書いてあるから英語、ドイツ語と検索して見る。日本では「ドイツに習え」「ドイツでは上手く行っている」、「日本でなぜできないのかそれを考えるのだ」と言われていた。

今もオウムになってそんなスローガンを言っている年取った環境運動家がいる。彼らの独特なスピーチに、なんかヘン？　とすぐに気が付いていた。その時にはドイツの『Die Welt』誌に風力被害の記事が詳しく書かれていた。

日本の学者や環境運動家たちは、ドイツに行ったこともなければ、ドイツ語を話すわけでもない。いや、なかには接待旅行、視察で行って大層なモテナシを受けたと聞いている。そして被害なんかどこにもない、と強調するのだった。

風力発電の低周波被害は世界共通だ。詳しい調査報告書も多々見ている。日本の環境省のものとはエライ違いだ。日本騒音制御学会という御用学会があるからそれらの文献を見たらよい。騒音ムラ、原発ムラじゃあるまいに、すっかり学術分野は風力ファシズムになっていた。

各地に大学や高専があって、『環境』という講座があるから最新の低周波測定器が配備されている。それを使って風力発電の低周波を測ったらアカンのやて。測定の予定もないのやて。各地の自称・風力反対の人にその事実を伝えても笑うばかりになっている。

つまりな、被害の原因である低周波を測る気はどこにもない。この人はニセモノだ、と感じる瞬間だよ。低周波の法律はない、とか、テレビや冷蔵庫からも低周波が出ているからどう区別するのか、とかね。オウムでしょ。日本だけ、「Stop wind turbines」の言葉がない。

被害者が苦しみながら死んでいるのを目の当たりにして、日本の人々は笑っている。家畜化されているな、と見る。洗脳とか、情報操作、心理コントロール、そればかりではないようだ。だってインターネットでいくらでも情報を得ることができるからね。

自己家畜化、自ら進んで自己放棄して選択している精神性を見る。h24年、由良町での風力被害の真っただ中で、被害者たちが「私たちは風力発電には反対ではありません」「私たちは役場に協力しています」と繰り返す現場を体験した。

魂を抜かれるとはこういう自己否定なんやね。支離滅裂な様子を『風力発電の被害』に書き綴ったよ。これが被害地の現実だ。人間破壊、自己家畜化症候群、精神疾患のもの、人々は笑い喜んでいた。

由良町の周囲の町にもたくさんな風力被害地があるから見に行ったけど、険しい目で睨みつけられたよ。何度もこのページに書いてきたとおりだ。なぜ？　という気持ちより、これが風力被害の結果なのだと了解した。声をかけて触れることはできない。

そんなことしたらたちまち「被害なんかない」と叫ばれる。不可触民やね。畑地区でもさ、「風力の被害など聞いたこともない」と皆さんが言っているからね。風力裁判で何度も聞いたよ。私は最初から家畜化されて動物となっていく様子を見ることになる。

それが全国同じやり方で「言ってはならない」という水俣由来の術策であることは知っていた。「償ってもらわなくてはならない」なんて言っているけど負け犬の遠吠えよな。被害を認められずに打ち捨てられているだけなのだ。福島でもそうでしょ。独特な風土、風景になっている。

そんな所に住みたいか。誰しもそう思うだろう。チッソ、チッソ、と今も言っている。東電が東電が、と吠えている。哀れな被害者に、誰が同情するかいな。水俣や福島は、被害者の数が多いからね。相手にするのも大変なことだろう。

弾圧する方も、虐待される方も、目も当てられない惨状を見る。そのための環境省なのだった。これらの世界的な公害を見ながら、風力発電の被害者を見直すと、もう随分と被害者の数が多くなっている。それをコテンパンにやっつけて消し去るんだから大した災厄なのが分かるだろう。

警察や検察官、弁護士の汚い言葉に驚いていた。前記の学者や環境運動家だけでなく、正義の番人と思っていた警察がこの有様よ。実際は水俣でも福島でも、警察による弾圧があるから、私が甘く見ていただけか。安政の大獄かよ。

京大の小林先生や奥西先生が由良町に視察に来た時、「由良町はまだ徳川時代で、封建社会だね」と言っていた。私は由良守應を思い出していた。安政の大獄でやられたからね。その罪状のアホらしいこともな。

それで風力裁判をやり過ごすことができたことを今思い出している。先祖に感謝だよ。内容も、本当によく似ていると感じている。我家の遺伝子、血脈よ。日本人は自己家畜化していくのか。今のところ反骨を見せているのは私一人だ。

しかし歴史を見れば、日本人ってトンデモナイ奴が湧いてくることが分かっている。正解は初めからあるから私は後悔しない。孤立、孤高、一人ぼっち、やっと自分のアイデンティティに気が付いている。お仲間に入れてもらおうなんて気はさらさらない。

このページを書いている理由は、真実の被害を伝えるためだ。誰かがやらないといけないでしょ。各地の風力被害地では、ウソばっかり言っている。悪党はいくら集めても悪意でしかない。そんなものに奇骨を見せる時代が来る。私はそう信じているのだ。任重くして道遠しよ。

日: 2023年6月16日