風力被害の謎を追う。

日本の全国各地には既に、多くの風力発電地域がある。h18年の東伊豆町の風力事件を始めとして、各地の被害状況を取りまとめた資料も多く残されている。それらを上手く包み込んで隠してしまう、トリック、社会心理も見事な出来栄えだ。海外に見るような烈しい抗議デモはどこにもない。いや、チョイ、チョイ、と風力被害者は怒りの声を上げているんだがね、多勢に無勢、ボロクソに消されている。

「考える会」という隠蔽組織、地域対策のための秘密結社、政治・行政と一体となって地域社会に襲い掛かる。社会政策なのだ。被害確率は100人に一人か二人、周囲には誰も低周波被害を感じる人はいないのか、と不安に苦しむ。そこが付け所よ。畑地区ではそれが5人にも6人にもなっていたけれど、特殊な地域性が徒となった。【社会とつながりがある】とか、【付き合いが大切だ】とか言っていた。

つまりネジを巻かれていた。彼らは次々と死んでいくのによ。それを見ながら、被害者でさえ自分の事とは思えないのだ。この辺の事情は、2018.1/22日、1/20日のページに録音をアップしているから聞いてみたらよい。コテンパンやで。残虐、過酷な風力発電の被害が、こんな形で抑え込まれていく。地域には汚いスパイ工作員がいるからね。田舎社会だから、そんなことは分かっているはずなのに、人々には抵抗する気配もない。

私の住む門前地区でも、それはスゴイものでしたよ。なんせ村一番の旧家でしょ。親父や祖父に聞いてはいたけれど、実際に、現実を突きつけられて見ると、「親の言うことに徒はない」なんとおバカな息子であったことかと笑うしかなかった。最後の一人、600年前に、南朝方で戦って滅んだという物語の結末だ。いいじゃないか、と最近反省している。だからこそ幕末、明治と繁盛した。

外国が迫る危機の一瞬、混乱に立ち向かって生き抜いた人材は多い。由良守應と陸奥宗光の関係は誰にも知られていないようで、東京で同居していたとか、カネを集めていたとか、活動の原点が伝えられている。こんな田舎の百姓が、どうして世界に出かけて行って英語やフランス語を操れたのかと。言葉より人物本位よな。ともに和歌山に帰ってのんびり余生を送ったという。時代が急展開する時、真実が見える人と、架空の物語にしがみ付く人に分かれる。

基本、日本は閉鎖社会で、田舎者の集まりだ。インバウンドと言っては、外人さんと話してみるけど、お互いに話がかみ合うことはない。話していて楽しい人もいるがね。じゃぁ、日本人として自分はどうなのかとなると、語るべき中身なんかない。イギリス人に何を話すか? 中国人と孔子の話をしてみなよ。一皮むけば、アホにされっぱなしやないか。英語が分からない。たぶん日本人には世界の情勢とか気分は理解できないだろう。

「まだ封建社会で、徳川時代のままやな」と京大の小林先生や奥西先生に言われたことがある。それが由良町の姿だ。ちょっと待て、風力被害は、これまで全国で大問題になっている。由良町だけの笑い話じゃないだろう。隣町の広川町や日高町、そのまた周辺の風力被害地を見る。惨憺たる有様よ。それをまた人々が面白いと囃し立てる。「風力の被害など聞いたこともない」というのだ。印南町なんかアンタ、ボロボロやで。

由良町と、どう違うかい。なりふり構わぬ狂いようよ。それを見て、どうして日本だけ海外に見るように、「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)の言葉がないのか、と思うのだ。その感覚、思いもない。世界の感覚とは、まったく違った何かがあるのか、と戸惑うやないか。新しい日本人論やで。まるで人としての意味がないやないか。人の苦しみ、不幸が面白い。魔女裁判とか、生贄の儀式よな。ターゲットにされたら、殺されるんやで。

由良町の狭い閉鎖空間でそのドラマを見たやないか。谷口愛子さんの小話を多くの人が聞いたやろ。私ではダメなのか。「アホよら」と笑うだけ。違うな。これが日本全国の日本人になっている。試しに秋田や山形の風車が林立する中で暮らしている人に聞いてみたらよい。宇久島でもよいし、伊方町でもよい。愛知県や山口県にも被害者が多いんでしょ。み~んな、ウソばっかりよ。よくもこれまで、あんな被害調査報告書が書けたもんだよ。

関係者は逃げ飛んでいる。警察の弾圧があるからね。風力裁判は悲惨やで。安政の大獄やで。吉田松陰ら橋本左内のように殺されて終わり。恐怖政治になっている。人々は喜んでいるけどな。それが可笑しい。私は守應が牢屋暮らしをして追放されて、いつの間にか明治維新を謳歌している実話を知っている。その名前を付けられて困っている。運命だと考える。風力被害地は、見ての通り、誰が見つめても正義はない。

私の気質から、被害者たちに対する同情心はそれほどでもない。自業自得だ。苦しんで死んだら良い。その光景に笑えばよい。私は、それらの社会システムは間違いだと訴えている。地獄に落ちろ、と糾弾する。その内、大塩平八郎の乱になる。そこからがまた動乱の時代を見る。嘘八百の再エネ政策に、被害者に対する虐待・弾圧に喜ぶか。結果は既にある。日本では繰り返された歴史になると思うのだ。早く風力発電を撤去してくれ。苦しくてならんのや。