風力発電に仕組まれたワナ、地域対策。

各地には風力発電を考える会や、風車ネットといったグループがあるらしい。しかしなぜか海外のように、「Stop wind turbine」、「Kein windpark」といった、当たり前の反対運動がない。考える? 何を考えるのか知らないが、実に不思議な環境運動会なのだ。

たびたびこの見解のネタをばらしているが、h24年当初に、我が家を訪ねてくれたジャーナリストたちが教えてくれたのだ。「由良さん、この写真を見ればわかるでしょ。彼らの風力の写真は、風力のコマーシャルに使うものと変わらない。

こんなところに彼らの感性が顔を出している」、「彼らはいったい何者で、何を目的にしているのか、それをまず突き止めるほうが先でしょ」私も風車病で苦しんでいて、感覚だけは敏感になっている。公園設計など、環境整備の仕事をしてきたからね。エセ環境運動の振舞いくらい気が付いていた。

下記の石狩の記事については説明するのもめんどくさい。前ページに、窪田泰さんが詳しく、個人名を挙げて解説してくれているから、その場面を見た人も多いことだろう。私は何人かの人に直接聞いてみた。「あの先生は風力被害を否定しているのに、なぜあんな話を聞いているんですか?」「いいえ、あの先生はとても心配してくれています。専門家ですから、正しい発言だと信じています。

もっとも、私には、詳しいことまで分からないのです」彼らは市民風力に参加して関わっているという。市民運動の一環なのだ。だから反対とは言えないのだ。せいぜいが「考える」か。アホやな。風車病は外因性の疾患である。風力発電ができたから、こんなに苦しむようになったのだ。ところが彼らの世界では、内耳に疾患を持った、先天的に病気の人が苦情を言うのだという。

あるいは敏感者なのだという。そして一般の人は、とくに心配いらないと結論するのだ。おかしな論理よ。いや、彼らの目的は、コレだったのさ。ちなみに私は米軍厚木基地の滑走路わきで1年ほど生活した。大韓航空機撃墜事件の時よ。夜間訓練はあるわ、二機、同時にタッチアンドゴーを繰り返すわ、すごい轟音でした。私はまだ若かったので何ともなかった。

それがUターンして田舎暮らしで、1.2㎞離れた風車の低周波で風車病に苦しむことになる。これが低周波被害よ。彼らは、地域の心配する人や、反対する人を集めて、エセ勉強会を繰り返して合意形成の場に持っていく。それぞれの個人的な意見など、みんな一緒に、全員参加で、意見を取りまとめて先生に褒めてもらうのさ。低周波被害者の会の窪田さんは、彼らの勉強会の動画を見て笑っていた。

「彼らには何を言っても分からないんだよ」と。もともと目的が違うからね。「風力発電を止めてくれ」なんて論外よ。それに被害者の会?ってなに? 関係ないでしょ。窪田さんの解説と、この記事の結論と、どちらが正しいと思いますか? 君には、分からないでしょう。なぜ日本に、「風力発電はいらない」という抗議運動がないのか、初めから罠が仕組まれていたってことよ。

風力発電はサギやで。ナチス運動とおんなじよ。

松 井 論 文