アメリカのニュースには何かと陰謀論が多い。それだけ社会が複雑で、多様性に苦しんでいるんだろう。記事にあるようにケネディ暗殺の場面は、今でも日本のテレビにたびたび登場する。陰謀論もセットになっているから、何かまだ奥の世界があるように思いこまされるのだ。これが日本なら、単一民族(と言っておく)で、地方では人口も少ないことから、それぞれの人は割と簡単に素性がばれやすい。
東京人だって、もともとは地方出身者ばかりだから、三河から来ましたとか、大坂からですとか、むしろそれがプライドにもなっている。アメリカの大統領選挙は、今もニュースになって飛び交っている。大体は落ち着いてきたと思えるのだが、トランプとの落差が大きくて、それがさらに分断社会の実態を露わにして見せたのだ。移民国家の姿というだけでなく、価値観や信じるものに対しての考え方が、どうしても収斂しないんだろう。
私はカトリックもプロテスタントも分からないから、彼らの話に軽々に乗るわけにはいかない。とまれ風力発電の被害についても、アメリカでさえ四苦八苦していると聞く。NinaPierpontの記事を見るたびに、人間性を旗印に立ち向かっている姿が神々しい。日本では汐見文隆医師の後、低周波被害に堂々と立ち向かう人はなかなか見当たらない。h19年に、伊豆や伊方で何があったのか。
当時者はまだ生きているから何か証言してもよさそうなのに、独特な陰謀論に染まっているのか正確な論考はまだない。そのまま全国に風力発電の被害は広まった。低周波被害者の会の窪田さんは、汐見先生との記憶を頼りに環境運動の正邪を見ているようだ。私は、というと、これだけの風力被害を見ながら、なんで日本だけが「風力発電を止めろ」と抗議しないのか、できないのか、それが不思議でならないのだ。まさに陰謀論よな。
しかし私の判断は間違ってはいないと信じている。6年前の議員選挙の時、総スカンになって落選したのだが、由良町内では誰もが私に怒りをぶつけていた。言ってはならないことを言葉にしたらしいのだ。もちろん後悔はない(?) 被害者でさえ、誰も私に味方するものはいなかった。どれだけあちこちで「出ていけっ」と叫ばれたことか。今となっては苦い苦しい思い出よな。
風力被害者の言動は特殊系で、自分が死ぬことになっても「関係ない」と被害を否定することだ。あの谷口さんだって、何度も言うことをコロコロと変えている。そのたびに塗炭の苦しみをなめたことだろう。私は風力裁判まで付き合うことになったのだ。そして裁判所で陰謀の残酷さを見た。国家犯罪であった。被害者たちは涙を流して泣いたはずだよ。
それを笑いものにして喜ぶ人たちがいる。陰謀と言わずに、弾圧と呼ばずに何というのか。風力発電には真実も論理もない。ウソばっかりやないか。よくもこんなウソがまかり通るものよ。一例として隣町の広川風力の広告を載せておく。なんで誰も「ウソつくなよ」と怒らないんやろ。すべて税金なのに。