世界の富に関するデータだから、日本だけの考えで見ると、ヘンな錯覚になる。
1万ドルは100万円。
10万ドルは1000万円。
100万ドルは1億円。
日本円に直してみると、生活感があって、自分の位置が分かるではないか。ただし、国や地域によって、カネの価値は違うから単純には当てはまらない。フィリッピンだと200万円もあれば小さな島が買えて、二階建ての住居まで建てられる。東京や大阪なら30坪の家で5000万円はするだろう。
私は百姓だから現金はほとんどない。1万ドル未満のうちよ。自宅は田舎で広いから1000万円くらいか。ということは、自宅を持っているサラリーマンなら、世界的には中流レベルに属しているわけだ。日本でも山野の土地の値段はとても安い。坪単価10円とすると、1㎢(平方キロ)で300万円程度か。地方の大地主と言っても、そんな程度だ。
カネは、あり過ぎるとタダの数字になるという。金持ちになると管理能力が必要とされるんやろう。毎日、牛ステーキやマグロのトロを食べていたら体がもたない。私は、イワシやサバを焼いたり焚いたりして貧しく暮らしている。それでよいと思っている。