被害を訴えない日本のエセ反対運動

日本の各地でやっている風力反対運動を見て、何かヘン?と思ったことはないか。自然エネルギーだという。クリーンエネルギーだという。事業者の説明を見れば良いことずくめではないか。その上、ドイツでは上手く行っている。なぜ日本で上手く行かないのかそれを考えよう、と言う。ウソばっかりだ。「土砂崩れが心配だ」とかさ。

ヘンな御用学者や、常連の環境運動家がいつものトークショーを繰り返す。たまに自称、風力被害者がいて、風車病の症状を話して、へ~ェ、と驚かれる。それだけの話だ。地域政策、世論の形成、みんな一緒に考えましょうという集団指導体制だ。必要な情報は無視され遮断されている。

どうせ集められた人たちには理解できることはないから同じだけどさ。でも私は思うのだ。すでに周囲には風車病に苦しみ、狂うようにして死んでいった人、脳溢血や癌になって人間の末期症状にある人を見ているのに。由良町では18.9%、なんと5人に一人が被害症状があると答えているのに。なんで誰も被害を訴えて抗議しないんだろう。

私に向かって汚い言葉を投げつけるのか、と。そして今ではインターネットで世界中の情報がいくらでも検索して見られるのに。日本ではすっかり人々は洗脳されてしまっていた。なんで誰も被害を訴えないんだろう。たとえ声を上げられないように仕組まれているとしても、それをかいくぐってでも苦しさを訴えるのが人のサガではないのか、人間の証明だろうと考えるのだ。

被害の分からない都会人もいるだろう。被害感覚のない風車地域の人もいることだろう。でもこれだけ風力被害が全国に拡大している今、誰かが気が付いて、これは危ないワナだ、我々は騙されている、と言う人がいてもよさそうではないか。残念ながらこの十年、私が風力発電の被害を訴え続けて来たけれど、誰もそんな奇特な人はいなかった。

知識や理論を教えてくれた汐見先生や窪田さんには感謝しているけど。英語やドイツ語で、風力発電の被害を検索して見ないか。簡単なキーワードを入れるだけで、世界中の情報が見られるで。辞書を引かないでも自動翻訳装置がある。ヘンテコな翻訳文だけれど、写真や動画で彼らが何を言っているのかぐらいは分かるだろう。

「protest wind farm」、「Stop wind turbine」、「Kein windpark」、他にもいろんな言葉があるだろう。ぜひ試しに、世界では何が起こっているのか見てもらいたいのだ。日本のメディアはこの現実を隠している。心理学でいうトリックだ。S・ミリグラムの『服従の心理』も有名だ。我々がすっかり洗脳されていいように操られていることが分かるはずだ。

既成の、今やっている各地の風力反対運動が、いかにイカ様であるかも分かるはずだ。そしてどこかに「義により助太刀いたす」みたいな人が出てきたら有難いと思っている。転落した人も這いあがってくればよい。いつまでも騙されてはいない、と。