衝突の緊張が高まっています。

今から35年前、大韓航空機撃墜事件がありました。私は米軍厚木基地に勤務していたので、その時の怖さを身を持って体験しています。ちょうど空母カールビンソンが横須賀港に入港していて、イーグルやファントム戦闘機がビュンビュン飛び交っていました。

「目標は撃墜された」ソ連の戦闘機と基地との交信はすべて傍受されていた。なぜ戦争にならなかったのか、私には分からない。しばらくしてソビエト連邦は崩壊した。同じことが、これからこの地域で起こるんだろうか。中国漁船の無法ぶりは既に日本人には知れ渡っている。沖縄がある。

最近、中国式に琉球と言わないのが気になる。台湾がある。尖閣諸島がある。アメリカの覇権がある。あの時、日本政府は裏方に徹していた。日本人も犠牲になったのに。今回も大国間のせめぎあいで事件が起こるんだろうか。

憲法9条の陰に隠れて知らん顔できるんだろうか。私は日本が自立すべきだと考えています。日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す、恙なきや、と。隷従しても平和とは意味が違うでしょう。日本人が、日本人として自覚を持つべきです。力のない正義は、タダの評論です。