福島県の風力発電

これまで福島県の方には何度か資料を送って、風力発電の危険性について説明したことがありました。

会津地方の気難しいと思われた人たちでさえ、通じなかったと感じました。「ならぬものはならぬ」なんて言う人は誰もいませんでした。

テレビ朝日の深夜番組で、政治家などが討論する番組があって、自民党の片山さつき議員が、「風力発電は音の問題があるからこれ以上は増えない」と発言したことがありました。

次の討論の時には、福島県を取り上げて、「どうせ人の住めないところなんだから何をやってもいいんじゃない」と軽く言ってのけました。

添付資料は福島県の風力発電計画です。コメントとして、たくさんなことが書いてあります。しかし低周波音被害のことは何一つありません。

直径80mのブレード(羽根)が、新幹線の速さ300km/hで回って、空気振動、気圧変動を引き起こして、低周波被害によって周辺の人々が内耳を損傷して苦しむことになることは書いてありません。

80mに円周率3.14を掛けると円周が計算されます。1分間に何回まわっているか数えると分かります。
それよりも自分で近くに行って見ると、新幹線の速さだと分かります。100人中、10人の人が気圧変動を感じると思います。

約3人の人が気分の悪さを感じます。それが被害者の数になります。被害者になると、そこには住めなくなります。

問題は、被害があっても誰も責任を取らないのです。前ページに記載したとおり、初めから風力発電事業は詐欺事業です。
一部の金儲け主義の連中に煽られているだけです。

行政が、環境省が、低周波被害を否定して、被害者を弾圧しているのですから悲惨な公害になっています。

和歌山には、道成寺物語として、「安珍 清姫」物語があります。小栗判官の物語もあります。平安時代に、福島の人が和歌山に来て事件に遭遇したお話です。

是非今回も、由良町で引き起こされた風力発電の低周波被害を真面目に考えてほしいのです。

建設当時(H23年)、風力発電に被害のあることは分かっていました。被害者たちは役場や議員に苦しみを訴えました。
しかし逆に弾圧されて、次々と苦しみながら亡くなっていきました。

それを議員たちは笑い物にするのですから、とても普通のことではありません。原発事故のこともあるでしょう。人としての尊厳を考えてもらいたいと思います。