石炭のヘンな記事。

30年ほど前、火力発電所の所長さんたちと話したことがある。「火力発電所の効率か?」「熱量に換算して、25、よくて30%いくかな。しかも送電ロスがあるから、各家庭に届くまでには20%ほどだろう」彼らはそう言って笑っていた。発電所の温排水は、公害と言われるほど問題視されていた。とくに大阪湾は閉鎖水域でしょ。

漁師さんが怒っていたらしい。陸上に居ては分からないけどね。煙突からは、もちろん高熱の排気ガスを排出していた。燃料の重油が悪いと、近隣の農作物の立ち枯れの原因となった。御用学者たちは否定していた。被害を否定する仕組みはこの時よく見せてもらった。それがこの記述の発電効率はどうだ。倍になっているではないか。

そういえば最近、高圧電線がバチバチと音を立てていないな、と気づくこともある。技術はそれほど進化したんだろうか。数値的には、記事の中にNGO「気候ネットワーク」とあるから信用できない。なんせ御用運動会だからね。ひも付きよ。しかも結論が振るっている。輸出規制は凶か、と言うんだから話にならない。

「小泉氏の主張を後押しする??」彼に主張するものなんかあるんか。経産大臣の弁とともに、このページで何回も批判したものよ。ただの営業マンだったのだ。風力や太陽パネルのウソに比較して、石炭火力は主力電源だ。こんな基本さえ分からない記事など新聞やないわな。