悲惨な風力発電の被害

風力発電の被害とは、主に低周波被害、風車病です。オーストラリアなどでは、「Pathway to disease」(病気になる)と言われています。裁判の判決が出ています。トランプ元大統領が「風力発電はガンになる」とスピーチしていたことは有名です。実際、由良町で見ていると、健康被害が現実にあることが分かります。耳鳴りや頭痛、目まいなどの症状だけではありません。命に関わる深刻な被害であることが分かります。

それなのに日本の環境省の調査報告書は、いったいどうしたことでしょう。被害を否定するオンパレードです。風力発電で被害を受けて苦しんでいる人を扱き下ろしています。国の機関ですよ。こんな政策も珍しい、実に嘆かわしい問題だと思いませんか。被害者を指さして、精神疾患だの、プラシーボだの、弾圧の言葉としか見えない。同じことは水俣病にもあって、散々、水銀被害であることを隠ぺいしていました。

私が風力被害に遭ったh23年には、まだ堂々と水銀被害には調査が必要だとか、疑問があるとか書き連ねていたものです。去年のジョニーデップの映画『MINAMATA』は有名ですけど、水俣市には受け入れられなかった。日本でもな。何が悪いのか、何が間違っているのか、基本的な所でズレているのだ。私は風土病だろうと見ている。原因は初めから分かっている。魚が悪いことは誰もが知っていたらしいのだ。

今もその地域にはたくさんな被害者がいると聞く。裁判が続いている。被害調査は行われない。これが環境省のやり方よ。さて風力発電の発する低周波は、止まっている時と、回っている時の差は、じつに40dbも差がある。対数表示だから10000倍のエネルギー変化だ。風車から1㎞も離れると、倍音、高調波があることが明確になる。海外の測定グラフと比べると、卓越した被害成分が、尖っていることが分かる。

いくつかの文献を比較しても同じようなグラフになっているから、測定装置に何か違いがあるのかもしれない。ここに添付したグラフは小林芳正先生チームが取りまとめたものだ。小林先生は振動学の権威です。香芝高架橋の低周波測定を行いました。この事件から日本の鋼橋の設計指針が大きく変化した。堅固になって振動しなくされたのだ。測定グラフで尖がった部分は上下に振動している。

youtube動画「morio yura」にアップしている通りだ。我家のキッチンでさえ、2㎐の所で30dbの差異で振動していることが分かる。1000倍のエネルギー変化を繰り返している。これが風車病の原因だ。と、ここまで書いて、これと同じことを周囲の人たちに説明してきたし、『風力発電の被害』にも書いて配布してきた。肝心の由良町では誰も受け付けない。この本を見せるだけで人々は走って逃げるのだ。

手渡した瞬間に、本を投げつけられたこともある。嫌悪に顔を歪めていたよ。それほど私が憎いか。風力発電の低周波は強烈だから精神が高揚するらしい。それで過激な言動になるのだ。私に対する迫害を煽る人がいる。人物破壊だ。その作戦に、嵩にかかって叫び散らす人がいる。その人の正体をこれでもかと見せられる。だからさ、畑地区の被害者たちは泣き叫んでいたんやね。低周波被害だけではなく、虐待されていたのだ。

小便を掛けられたり、タイヤをパンクされたりと、至れり尽くせりだったと聞いている。私の風力裁判は、それはもう大層な出来事でしたよ。悪の花園よ。人々の喜びようよ。だから余計にそれらの被害者の驚きと悲しみを実感したのだ。狂っているなぁ。そこまで人を憎むか。今までの社会は、付き合いは何やったのや。様々な悔しい思いが湧き上がってくる。谷口さんら重症の被害者を目の前で死なせておいて、彼らは何ともないんやね。

笑って喜んでいる。アイちゃんはガンで死んだんや、とな。それほど嬉しいことなのか。あちこちで同じ笑い話として聞かされる。由良町役場だけでなく、町中に広まっていた。あの人はウソを言っていた、とな。由良さんもやられたな、と。嘘八百の話になって人々の言葉になっていた。この世評を、誰も疑わないんやね。被害者がいて苦しんでいる。癌や脳梗塞で被害を言っていた人が死んでいる。

私は世間の付き合いが少ないけれど、こんな小さな谷あいの町だよ。誰が死んだとか事故があったとか、すぐに噂話になって広がっているだろう。その上での「風力の被害など聞いたこともない」というお決まりの言葉を聞かされる。どうなっているんやろうね。由良町は人口5千人ほどの港町だ。和歌山の真ん中辺で、九州、四国と連なる南海道の終着点になる。よそ者ばかりが集まった田舎町だよ。

日本海軍があったし、大阪ー東京間の船のたまり場で繁盛していた。それなりに賑わいのあるいい町だったと思っている。我家も廻船問屋をやっていたらしいからね。古い瀬戸物の箱がいくつも積んであったものさ。それがいつの間にかこんな酷い有様に様変わりしていた。人々の感情の変化やね。被害者意識という。私がそれほど憎いか、とその人を見る。カラカラッ、と笑いものにして逃げ去る人よ。もう元には戻るまい。

こんな被害の有様は由良町だけじゃない。東伊豆町から始まって全国で同じ弾圧が繰り返されている。東北や北海道では桁違いの被害にあるだろう。それでも被害の声が聞こえることはない。情報コントロール。これまでと同じようにして、被害者は消されるんだろう。哀れよの。