和歌山市の汐見先生宅を訪ねると、段ボール箱に先生の本がたくさん詰められて積んであった。帰るときにその本を2、3冊、頂いて由良町の人などに配ったものでした。たぶん誰も読まないし、嫌悪の感情をぶちまけられたものよ。窪田さんはそのことを知っているし、ご自分も体験していることだろう。
もちろん私も同じ目にあって、感動したことを『風力発電の被害』に書いて、なんでや? と訴えたものだった。風力発電の低周波被害は強烈で、被害者は頭をやられるから、まともな人は誰もいなかった。環境省の報告書には「精神疾患のもの」と書かれているが、まさにその通りのドラマを経験してきたことになる。
それなのに窪田さんはまた凝りもせずに、汐見先生の『低周波公害ハンドブック』を配布するという。どうせアホにされて利用されるだけなのに、と言ってもこれまでの経緯があって、汐見教のテーマに取りつかれているようだ。私も汐見先生から、「被害に苦しんでいる人がいたら話を聞いてやれ。風力発電の被害を解決するようにしろ」と言われていた。
『左脳受容説』の説明とともに、感動して聞いていたものよ。謦咳に触れる。そんな感じだった。私は風力発電の低周波被害を訴えているけれど、世間にはもっと広い意味で、エコキュートや重機などの低周波被害に苦しめられている人がいる。しかし誰も本気になって、その深刻な公害に抗議する人はいない。窪田泰さんくらいか。
この本は名著です。結局、低周波被害を訴えるとは、こんな言葉になるんだろうなと思っている。カネでも電気でもないんだよ。人の不幸を笑いものにするなんて論外よ。放射能被害と同じで目には見えないが、測定器で計ってみると、被害を及ぼす空気振動が明かに現れる。環境省などの行政が、風力業者がこの事実を隠している。
人の生活が一番大事なのに、いつの間にか我利我利亡者にされていたのだ。以下、窪田さんからです。
特定非営利活動法人 低周波空気振動被害者の会 窪田泰 です。
https://p-kichi5206.wixsite.com/abvv/q-a
尚、このHanbookを頒布します。
ご入用の方はご照会ください。