人々の悪意を感じ取れ。

このページも、いよいよ佳境に迫ってきた。h24年の初めから、これはすごいな、と驚くばかりだったけど、今や由良町で起こっていることが、全国でも当たり前に人々の言動になっている。各地の風力発電の地域を見れば分かるでしょ。風車が建てられる町はどんなトコなのか。共通した悪意は何なのか、低周波音の被害はないんかい! と明らかやないか。先日、日高川町の風車を見に行った。たくさんの環境運動家が訪れたと聞いている。

その割には何もニュースにならないね。風力の宣伝ばかりやないか。この辺の住民は既に敵意に燃えているから、私としては近寄りたくもない。被害者が❓なんて言葉もない。すっかり出来上がっているのだ。山間部の閉じられた社会だからね。人間感覚の発想とか、信頼や反抗、なんて意識は見られない。えへっ、というばかりよ。心の、何かが抜き取られるんやね。これが由良町なら過激な感情をぶつけられる。

それが怖くて日高川町では無言でサッと通り抜けた。もう終わっている。由良町と同じ事だ。広川町の有名な風車公園に行ってみた。御覧の様に土捨て場になり、キャンプ施設は廃墟になっている。誰がこんな危険な場所にキャンプして見学に来るかよ。電光表示板も壊れているのか点灯していない。意味ないわな。だって、すべてがウソだからね。添付した広川町の公報では、今も恥ずかしげもなく嘘八百のページを掲げている。

騙される方が悪いんだよ、とさ。これが町の方針なんだよ。近所の被害者は大喜びさ。この地域は母の実家があるけど、もはや話すこともない。従兄弟たちとも、すっかり遠のいてしまっている。意識が違う。言葉とか、思考に、ヘンな制約があるらしい、と感じる。実際は「風車がウルサイ」と言っているらしい。しかし私に向かってそんな言葉は絶対にない。警戒も警戒、危険人物になっていた。それが少し淋しいかな。

この辺はミカンの本場でな、柑橘科の農業高校があった。女子柑橘科があって、女性ばかりの農業従事のための教育があった。鼠色の作業服を着て実習していたものさ。50年前、私もその高校で学んでいた。勉強ができなかったからしょうがない。母も親父も進学校だったのに、私はなぜか出来が悪かった。1年で退学、叩き出されたものよ。後日、40年も経ってから、その柑橘科の女生徒の担任をしていた教諭から昔話を聞いた。

家がミカン農家で姉妹だけ、婿取りが必要だという。とても頭の良い子で、進学できるのに農業科に来たという。あまり女が高学歴で偉そうにしたら男の人に嫌われるでしょ、だから柑橘科に来て家を継ぐつもりだという。「私ね、その話を聞いてから、なんと偉い人もいるものだ、と感心したんやで」と私に教えてくれた。当然、私も「すみません、こんなに出来が悪くて」と言ったさ。

15歳の女性たちが灰色の作業服を着て農業実習をやる、それを人に見られることがとても嫌だったと聞いていた。運動靴じゃなく地下足袋だからね。そして柑橘女子科は廃止された。もっと私に人を見る目が有ったらよかったのに、ととても後悔している。青春の一ページよ。ミカンが安い。米が安くて採算がない。65歳で体力的に限界に来ている。ふと昔話を思い出している。朝から雨だからね。今日は田植えをしようと準備していたけれど、しばらく様子見になる。

雨合羽着て、仕事する年でもないし。風力発電はいけませんな。みんな分かっているハズなんやがな、と言っても始まらない。こうまで周囲と敵対してしまっては、息苦しい、孤立の極みよ。自尊心。やはり血脈だろうと思っている。先祖の強烈な意思が今もある。「後南朝」なんて言葉があるからね。それを信じる人が今もいることは分かっている。わが先祖は後醍醐帝を笠置山に擁し奉て祭り、なんてね。いいじゃないか。