ある科学者から、ニーナ・ピアポントを理解するための大事な第1章です、と教えられました。
WTSは、風力発電被害を知るうえで、世界的な名著です。なぜ、この一冊がそれほどまでに重要なのか、何度も科学者に問いました。
以下、先生からの説明です。
由良さんたちが「狂っている」などといわれても、あなたは間違っていないんだから安心しなさいなどというような1節もありますよ。
p12の下のあたりです。
皆さま Nina Pierpont: Wind Turbine Syndromeの第1章(1~25ページ)By way of explaining why on earth I wrote this book(なぜ私はこの本を書いたか)を訳しました(15ページ)。
ピアポントに習って、なぜこの章を翻訳したのかを説明しておくと、本書の構成は、続いて
2.The report , for clinicians,3. The case histories: the raw data, 4. The report all over again, in plain English for non-clinicians となっていますが、第2章は医学者用の専門的な章、第3章はその生データで、素人には読みづらい章です。
また非専門家向けの第4章はすでに鶴田由紀さんによる邦訳(短縮版)があります。
結局、残るは第1章ですが、これは誰でも読める内容である上に、タイトルからいっても出版の意義を述べている大事な章なので訳したのです。
翻訳を見てもらえばわかりますが、Amazonなどにおけるピアポント攻撃(レフェリー付きの専門誌の出版ではないから権威がないとか、ちゃんとした疫学調査をしていないとかいう批判)に対する答えは、第1章にちゃんと述べられており、ピアポント攻撃をする人物は、読みもしないで悪罵を投げつけていたのだということがよくわかります。