昨夜のことですが、三重県の松阪市の女性から長い電話がありまして、風力発電計画が複数回も繰り返していて、誰にも止められないのだということでした。7年前にも畑地区の谷口さんから悲鳴のような電話があったことを思い出していました。大変な出来事があるようなのです。
三重県は政治的にも風力を推進していて、地元の住民ががいくら反対しても、被害があっても受け付けないのだということでした。それで私の本を注文して、近所の人たちに配るつもりだということですが、由良町だってコテンパンに弾圧されて、その本に書いてあることにはたくさんの悲しい事実の上に、今も何も変わらずに被害は無視されているんだという話をしました。
行政による虐待と被害の隠ぺいです。そして野鳥の会などの環境運動家が、あたかも低周波被害を心配する風を装いながら、風力事業の手先となって被害者を黙らせていました。三重県には環境運動をしている人がたくさんいるようです。そういう地域風土なんでしょう。
趣味の交友になっているのか、元々が自然エネルギー賛美なのか、私にもわかりません。議員さんたちにも、とくに反対するような人はいないようです。彼らは近づかないようにしているんでしょう。彼女が言うには、人の好い人たちが暮らしていて、たとえ被害に遭っても、黙って我慢して何も言わないような人たちなのです、ということでした。
由良町と同じではないか。由良町ではさらに「私たちは風力発電には反対ではありません。風力建設に協力していくつもりです」と言うようになっていると話しました。これは伊豆半島でも聞いたし、伊方でもそうでした。強烈な弾圧と支配があるようです。福島の被ばく被害でもそうですけどね。
あるいは三重県では、私の言うこととは逆に、野鳥の会の人たちが反対運動に協力してくれていると話してくれました。私は山田征さんの「反原発と再エネの関係」の話をしようと思って黙ってしまいました。もしかしたら騙されているかもしれないけれど、それは様々な事情もあることでしょう。初めての方でしたので、謙虚に話しました。
本当は、風力反対運動をしている風を装いながら、運動会を支配して、ゆがめている可能性大なのに。環境影響事前評価アセスを書いて『影響なし』と書いているのも彼らなのに。行政と一体となって、手先となって活動しているのに。三鷹市の山田征さんという再エネ反対の抗議を続けている人は、被害とは少し違う切り口で電気の有りようを訴えています。
多面的な見方も参考になると思います。再エネ推進に偏向して狂信的となった人々を「本当はどういうことなのか・・まったく気づく気配がありません」と批判しています。中には被害の仕組みに気づく人もいることはいるのだ。しかし聞けども聴こえず、見れども見えず、の人がほとんどでした。高さ100メートルの巨大な風力発電なんか、見たくなくとも見えるのにね。
由良町では、「家の中に入ってしまえば見えないでしょ」と言っている。谷口さんは、フルフェイスの大きなヘルメットをかぶって生活して寝ていました。誰が笑えるか。私は被害者を笑いものにして鬼となった人たちを許すことができません。