3/4日の地元紙です。実は、伊豆や伊方でも同じ光景がありました。地方の田舎のことですから、草刈りやツツジを植えることで、わずかなお金をもらえることがうれしいのです。これが地域活性化の正体です。
メディアの罪は、いつの時代にも大きいと思います。記者は、もちろん由良町、広川町の風力発電の被害を知っています。
全国での被害状況も説明しましたから知っています。由良町や、日高町で、風車反対運動があって、建設中止になったことも知っています。
写真の風車は、「秋葉山」という火伏の神をまつる信仰の山でした。ここからは熊野の山々が見渡せます。
希少な鳥類、魚類が生息しています。熊野信仰の道筋で、たくさんの祠や物語があるところです。
長年月に培われてきた伝統、歴史、風景を壊してまで、このような「地域活性化?」は必要なのでしょうか。
私は何よりも、信仰の山を切り崩して、祠を撤去してまでして、何を得るものがあるのか、と心が痛みます。
目の前にそびえる巨大な風車を見て、「絶景」だと楽しく思うでしょうか。100人のうち、10人は低周波を感じます。1~3人は気分が悪くなるはずです。ちょっと居ただけでは分かりませんけれど。
写真に写っている巨大な風車、ツツジを植える地元の人たち、きっとたくさんの補助金がついていることでしょう。
この記事は、私たちに重大な「何か」を伝えて考えさせられます。
「町が発展せんでもよいのか!」と風車賛成、推進の人は叫びます。何か誤解してるんだよね。
以下、小林先生からの意見です。
由良さん 馬鹿らしいと思うかもしれませんが、記者は(編集者も)、風力発電には景観破壊もあるし、低周波音の害もあるし、いろいろ問題がおおいことを知らないで(あるいは誰も何も言わないのでとぼけて)、こんな能天気な記事を書いているのかもしれません。
彼らに教えてやる必要があります。僕たちの論文とか、あなたの書いたものなど、適当なものを送ってやって、こういう問題をどう考えているのか問うてやるのがいいでしょう。