ヘンな記事

昨日、畑地区の谷口さんが亡くなる前に、いつも避難していた里地区の友人のオバチャンを訪ねました。
由良駅の近くなので、本当は風力発電の低周波を感じる場所です。

ですが、谷口さんは睡眠薬と安定剤を飲んでいたといいますから、隣町の日高町まで行くのが辛んどかったんでしょう。
しかも友人宅に入ることはなく、近くの空き地に車を止めて、朝まで、じっと時を過ごして帰ったらしいのです。

そのオバチャンは、「家の中に入ってくれたらいいのに」と何度も言ったのですが、谷口さんは、「家の中は、ワンワンして、かえって辛いから」と言っていたらしいのです。

冬は寒く、夏は、さぞや暑かっただろうと思います。
谷口さんは、亡くなる少し前、北海道の石狩市まで行って、風力発電の被害を訴えました。

由良町には、他にたくさんの被害者がいて、苦しみながら亡くなっていった被害者のことも伝えたと思います。
しかし、この記事にはそのことは一行もありません。

2017.1/10日、2/24日付けの私のページには、「変な論文」として、この人ヘンだと紹介しています。
大体、H理論なんてハゲ理論でしょう。誰にも分からない。風力発電に限らず、波のことは、実際に作ってみなければ、ほとんど現象は分からない。
(地形、天候、季節、共振、複雑なものよ) アセスメントで予測できるものではない。

有害な低周波成分についても、何の記述もない。基本的なところで、この人の言うことはズレています。
自治体の長が、どうしたって?当たり前のことですが、新聞やテレビで、風力発電には健康被害があると言ってはならないのです。

だからうやむやにして、さも正義の正論を述べているように装うのです。お立場は十分に察しています。
被害者の会の某氏は、「間抜け」だと言っています。
友人のオバチャンは、「私も生活苦に喘いでいる。これは贅沢な話なのか」と。

「あたりまえやろ。被害者らは狂いながら、泣きながら死んで行ったんやで」「アイちゃんは、周囲の、周りの人から嫌がらせをされたと、怒っていたわ」

少数の被害者を目の敵にして弾圧する。笑い物にして排除する。
こういった非道なことがなぜできるのか。なぜ、誰も、これはおかしいと言わないのか。

死の直前に訴えた事実さえ、このように軽く隠ぺいされている。私はこれが許せない。