小林先生から、先日からのフィンランド論文の完全版をいただきました。謎はさらに深まりそうです。やはり風力は日本では無理があるということです。
以下、小林先生からです。
本文を読んで、前便で送った参考論文の重要さも少しわかりました。とくに参考論文5には、大気境界層に沿って低周波が伝わりやすいことが述べられていますが、このことがずいぶん遠方でも低周波が測定される原因だと思われます。
夜間に地表付近の方が上空よりも低温になると(音速が低くなる)、その低温層が境界層になって、音波があまり減衰しないで伝わることが考えられます。要は15㎞で何dBぐらいになっているのか知りたいものです。
文中によく出てくるMehtätaloの原論文を探してみたいのと(そこには図2が含まれているはずです)、彼?が言及しているアメリカの研究も出来れば見たいと思っています。
小林