ある科学者と話していて、ヨーロッパでは風力発電の被害者は何を考えているのか聞いてみました。
これまで新聞などで、たびたび反対運動が取り上げられては来ました。フランスのモンサンミッシェルの近くでは、見える範囲で建設が中止されました。景観を壊すからです。
日本人にも、こういった美的感覚を理解してほしい。世界遺産に登録された熊野街道や高野山周辺には、ウィンドファーム計画と称して建設計画が進められています。
日本のメディア、新聞などでは、風力発電に反対する意見は扱わない。被害を認めない。ジャーナリストもこれに迎合している。異常な状態に陥っている。
また日本人は、人と変わったことをしない。「みんなに合わせといて」と自分の考えを言わない。「あなただけだよ」と言われるのが怖い。これが風力建設に際して、いいように利用されている。
私は違う。下記の記事に見られるように、被害にあえば怒りを見せて「止めろ」と抗議する。これが世界の常識だ。
日本は人口密度が違う。地形が違う。被害の度合いが違う。
この記事の方が面白い:デンマークとドイツの状況を述べています。
デンマーク(ドイツも少し)の風力発電による低周波音問題の翻訳です。
これはドイツの有力紙Die Weltの論文で、前回の「ドイツの論調」よりもよくまとめられています。
低周波音公害の対策は、デンマークの方がドイツよりも進んでいる印象を受けます。
しかし、両国とも、政府や地方自治体は迷いつつも、日本の環境省や自治体よりもはるかに真面目に対応していることを、日本人はもっと知るべきことと思います。
(先生、ありがとうございます)
みなさん、是非読んでみてください。海外の事情にも触れてください。
私たちは何も知らされていないんです。情報管理されています。
デンマーク邦訳 (2)