全国に風力発電に対応する環境運動(考える会)が作られている。野鳥の会なども風力事業の手先として、早くから地域対策の戦力として風車被害を否定してきたから、国策として、全体主義でやられていることが分かる。私はこれまで、それらの関係者に、由良町で引き起こされた風力発電の低周波被害と、被害者に対する弾圧のすさまじさを伝えてきました。
汐見文隆医師という先達がいたので、何が悪いのか、という問題意識も最初から分かっていました。ところが今、奇妙な風力反対運動を見ていると、それらはすべてエセ、偽の運動会であると強く思っています。もう何度も説明してきましたが、風力発電の低周波被害には2つの原則があります。汐見医師直伝です。
1.低周波被害は外因性の疾患である。物理的な把握。周波数20Hz以下に卓越した被害成分がある。特異なピークを持った空気振動、気圧変動が被害の原因である。
2.風力発電が出来たから、風車病、低周波病になって苦しむことになった。更年期障害でも、精神疾患でもない。
全国に作られている「考える会」では、あたかも風力被害を心配しているように見せて、巧妙に、この2点を否定している。添付した論文、御用学者を賛美して有難がっている。まるでオウム教よ。それが目的なんだから仕方ないと言えばそれだけのことなんだが、たぶん彼らは論文を読んでいない。誰にも分からないように難しいグラフを付けて書いてあるから、よっぽどの音響学者でないと、その意味は分からない。
分かるのは、そのグラフには20Hz以下の聞こえない音は、人には影響しないから、考慮する必要はないとしていることである。おかしいでしょ。人には聞こえない超低周波音にこそ、卓越した被害成分があって、この特異な気圧変動の挙動によって、被害者が苦しんでいることは世界的にも明らかになっているというのに(2016.3/4日付ページ参照)。また、同時に被害を訴える人は先天的に疾患のある人だとしています。
違うよ。風力発電が出来たから、低周波被害で苦しむようになった。外因性の疾患なのだ。内因性、その人自身の病気ではない。こんな理屈をつけて被害者を苦しめているのだ。水俣病の時と同じ、被害者に対する冒涜よな。低周波による暴行傷害だけではなく、人が、人を貶めて虐待しているのだ。それを環境運動家たちが面白がって吹聴しているのだ。
中には、きっと純粋に風力被害のことを知りたいし、解決に向けて力になりたいと思っている人もいるだろうと思う。しかし考える会の仕組みは、初めから被害の隠ぺいなのだから、いくら反対運動だと言っても、被害者を否定する組織の中ではうやむやにもみ消されてしまう。せっかく疑問に思っている人でも奴隷になっていることと思う。そこから自由になるためには、ここに紹介した本を読むしかない。
「低周波被害者の会」の窪田泰さんや私に直接聞きに来る人もいる。しかしほとんどの人は理解ができないらしい。それよりも武田先生は、岡田先生は、と言っては考える会の常連講師の名を挙げて知識をひけらかす人が多い。何や、被害者を助けようという気持なんかなかったんやと気が付く。海外では、地域の人々が協力して「Stop wind turbines!」「Kein windpark」と抗議しています。
日本には一つもない。私一人が「風力発電を止めろ」と抗議しています。なぜだか分かりますよね。日本では、市民運動でさえ、国策によって心理操作されているのです。テレビや新聞は、絶対に風力被害を伝えない。異常事態になっていることを誰も触れることはない。自然エネルギー、という優しい言葉でダマしているのです。由良町の風力発電21基を撤去してくれ。低周波で耳鳴りがして頭痛がして苦しいのだ。
全国には、もっとひどい目にあっている人もいるだろう。ご一緒に抗議しようではないか。