11/21日付けの記事です。写真の面々は、それぞれ三尾川地区、畑地区の農業者のリーダーです。百姓組織のエライサンです。
2.000kw,5基の風力発電は、三尾川と中地区の間にあり、この地域一帯は騒音、轟音と、低周波音で満たされています。
由良町(人口約6.000人)という地方の小さな町で、それぞれ70世帯、30世帯、130世帯の中山間の地域です。
基幹産業は農業。みかん作りが特徴です。同じ地域なら、その家族の細かいことまで知りあっている何でも通通の社会です。
ですから、この人たちは風力発電の低周波音で多くの人が頭痛や目まい、耳鳴りなどで苦しんでいることは誰よりも理解しているはずです。
私も4,5回、「風力発電で苦しんでいる人がいます。抗議しましょう」 というチラシを配ったし、署名運動もした。定例議会では16回も一般質問で抗議した。
それが、どうして地域のリーダーたちが被害の原因を作った町長を推薦して、次の町政へと称えるのか。彼は風力発電被害を否定して、隠蔽しているではないか。
被害を訴えると、せせら笑っているではないか。
本年9/5日付けの私のブログにはハンナアーレントのことを書いた。
彼女は、ドイツのホロコーストには、ユダヤ人リーダーが名簿を作成して収容所送りに協力していた、ことを「悪の凡庸」として糾弾した。
だから抵抗すること無く何百万人ものユダヤ人を収容所に送ることができた。
一旦、収容所に送られたユダヤ人たちは、ヴィクトールEフランクルの『夜と霧』に書かれてあるように、人間性を奪われ、言われるままに屠殺されていった。
そこで働く作業員や音楽を奏でる楽団もユダヤ人だった。
同じことが水俣病やイタイイタイ病の公害事件で明らかにされている。被害地域の人たちが隠蔽いていた。
区長や役員さんは被害を隠蔽している。JA農協も被害を否定している。
これは支配技術なのだ。悪の連鎖をどう思いますか。
私は、あってはならないことだと確信しています。たとえ法律がなくとも、現に風力発電の低周波音で苦しんでいる人がいる。
生活を破壊されて、著しく不自由な暮らしを我慢している人たちがいます。睡眠薬や向精神薬の薬漬けになって、苦しんでいる人が多くいます。
風力発電という作り話の仕組みを理解してください。私たちが求めているのは、こんな粗末な社会ではありません。真面目に考えてみてください。