風もないのに風車が回っている。ハウステンボスの風車じゃあるまいに、由良町の21基の風力発電を見て、ジャーナリストたちは同じようにつぶやいた。私もコンサル会社で、同じような仕事をしていたから、やはりな、と、誰が見たっておかしいんだ、と考えていた。
ところが野鳥の会などの環境運動家たちは、目をむいて、怒りの表情と笑顔を綯い交ぜにして、「大型化すれば効率よく発電するんだ」と受け売りの言葉で説明していた。よくも恥ずかし気もなく、嘘八百を吹いていたものよ。彼らは低周波被害を否定していたから、地域対策のために投入された工作員であった。
環境保護団体は、アセスでも委員として風力事業者側に参加している。彼ら独特の利権があるらしい。この記事は、マイケルムーアの番組を説明したものだが、私のページでも、これまで何度となく紹介してきたものだ。アメリカと日本は違う。ましてやヨーロッパ諸国とも違う。地球温暖化の本に書いてあった通り、各国の事情に合わせて再エネビジネスが展開されている。
どちらにせよ詐欺ビジネスに違いはない。日本では、「考える会」などのエセ環境運動家、行政、政治によって、被害者の弾圧が行われてきた。酷いものだったよ。今も、各地の風力反対グループは「土砂災害が問題だ」なんてアホな言葉のすり替えを繰り返している。世界的に見て、いかに倒錯したエコヤクザであるか分かるだろう。
御用学者を擁して、低周波被害を否定して、「どうしたら風力発電を建設できるかみんなで考えましょう」というのだ。参加者も、ろくなものじゃなかったよ。発電効率、とかさ。ドイツでは・、とかさ。詰まる所、カネを巻き上げるための口実だったのさ。そんなことは最初から分かっていた。それなのに日本では、誰も「風力発電を止めろ」と言わなかった。
被害者は少数で、ヘンになっているから、ヘンにされているから、虐待して虐めるのが面白かったのだ。谷口さんら被害者が亡くなった時、皆で笑っただろう。被害者が地域を出ていくとき、大喜びしただろう。なんでうれしいのか知らないが、それが大きな原因でもある。だから『風力発電の被害』を書いて全国に配布したのだ。
伊豆の被害調査の方がもっと詳細に、何が起こったのか書き記されていたと思う。汚い陰謀に潰されたけれど、よかったら再度、何が被害を拡大したのかその経緯を公開してほしい。「被害者を守る」なんて馬鹿げた言い逃れはもう通用しませんで。