汐見文隆医師の遺言①

汐見先生と話していて、何度か「4年、5年たってから被害症状が出て苦しむ人がいる。その人たちも低周波被害者だから忘れないようにしてくれ」と言われていました。最近、窪田泰さんらから「その後、被害を訴える人がいるんじゃないか」という問い合わせがありました。「被害どころか、私は地域から総スカンよ。誰も私に近づく人はいないよ」と正直に答えたものでした。

由良町で風力発電被害が出たのは1000kw、16基のh20.11月からですが、大きな問題となったのは2000kw、5基が稼働したh23.11月からでした。あれから7年半も経った。私が被害地域へ行って話が出来たのは当初の3ケ月くらいでした。それも住民たちに怒鳴られながら、ビクビクしながら何をどうしてよいのやら戸惑うばかりの連続でした。その後、積極的に介入したことはありません。

たまにジャーナリストたちが来た時くらいか。あれくらいテンションが上がっていれば誰も近づけないわな。H24.2/25日の畑地区の説明会の様子から、畑地区だけで50人ほどの被害者がいるように感じました。H26年の大学生のアンケート調査からも同じくらいの数値が出ています。被害地域として、畑地区300人、中地区150人、門前地区400人、三尾川地区200人がある。

地図から分かるように、衣奈地区や西広地区(広川町)も十分に可能性のあることが分かる。実際、西広地区の人に聞くと「うるさくてならん。ブンブン鳴ってら」と被害のあることを数人から聞いている。低周波で頭をやられるとも聞いている。「誰もよう言うていかんやろ」と。たぶん汐見先生の予言は当たっていると思う。

その後、風力発電の発する有害な低周波空気振動で風車病に苦しむ人は10人や20人は出ているだろう。地図から分かるように山々に囲まれた2㎞程の中にたくさんの人々が暮らしている。前ページに紹介したフィンランドの被害調査の記事では15㎞離れても風車被害があると報告している。行政は、2/7日にアップした録音のように、被害者を集めて管理しています。

被害者は、他の被害者たちがたくさん亡くなっているのに、まるで他人事のようにその名を挙げています。綾小路きみまろの漫才みたいです。老婆たちを集めて散々ブラックジョークを飛ばして笑わせているのに、本人たちは自分のことだとは全く気が付かないのです。滑稽ではないか。しかし、それを知っていて行政は、役場は現場で被害者を黙らせているのです。

私のホームページは既にたくさんの人が見てくれているし、地域の人も何が書いてあるかも知っていることと思います。じっと我慢していても、何もいいことはありません。アメリカやヨーロッパでは、普通に「風力発電を止めてくれ」と抗議しています。皆さんは騙されています。単に「黙らせられている」ことに気が付いてください。風力発電を止めましょう。