スケープゴートにされる日本人

海外の風力反対、抗議デモを紹介してきた。どの国も、地域の運動も、同じ意味が見て取れるでしょ。中には「悪魔に憑りつかれる」だの、「危険だ」と叫び散らす原住民の生々しい危機感を訴えるものがある。これが正解なんだよ。有害な低周波音の被害に遭ったら、動物感覚として「やばい」と感じて逃げ出す。以前、和歌山市のメリヤス工場で低周波公害があった時、地域からネズミの姿が消えていたという。

しかも、被害に遭った人々は、【何が悪いのかも分からずに、ひたすら体調不良】を訴えていた。そこにたまたまいた汐見文隆、武田眞太郎という先生が頭角を現した。私のyoutube動画に彼らの活躍した場面があるので見たらよい。歴史の真実だ。この事件と、香芝高架橋の低周波訴訟を踏まえて、国は、環境省は、被害否定のキャンペーンを張り巡らす。あるのに、ない、と魔法の報告書を毎年繰り返すのだ。水俣病でもそうだけど、被害を否定するやり方が汚いわな。

被害者個人の資質とする。責任は被害者にあるのだ。たくさんの水銀が水俣湾から浚渫されても、屁の河童。因果関係が分からない、とする。この人権侵害、蹂躙が地域に定着する。差別社会になるのだ。日本に昔からある支配原理だ。江戸時代、明治になっても昭和でも、長年の意識習慣は変わらない。生贄が必要なんだよ。明治にはまだ晒し首があったでしょ。人々のお楽しみさ。これを地域社会でやる。そりゃぁ暗闇の世界よな。茹でガエル。

人々は順次、動物化されて、何が悪いのか判断できないようになる。由良町では、被害者の苦しみや死に、手を叩いて笑ったからね。いかに倫理や道徳観が破壊されたか分かるだろう。こんな恐怖でも、住民には何のことか分からないんだよ。被害者でさえもな。私は、魔法の世界を見たと思ったよ。インターネットは今や誰でも利用できる環境にある。Iphoneタブレットを持っている人が多いでしょ。天気予報と時刻だけかい。

検索する、情報を利用する、なんて人は少ないんじゃないか。「風力発電被害」と検索する人は、由良町にはいない。スパイ工作員は悪魔だからね、見方が違う。被害者の虐待、殲滅が仕事だ。悪い悪い。それが口先三寸で、地域ではとてもいい人と評判が良い。元々は昔から言われる悪党なんだが、役場や行政と結託した権力の末端になっていた。それが住民の皆さんには怖いのかえ。いや、風力被害が面白い、と言った方が分かりやすい。

虐め殺す方が、殺される人にとっても、地域の人と一緒に楽しめる。これが政治悪だとは誰も思わない。カネが付いてくる。はした金なのに、乞食根性になった地域社会にはその目的が分からないらしい。お金をもらっている。いいなぁ。羨ましいやないか。それでも実際は、そんな被害地域を見る人々の視線には蔑視、蔑みが露わにある。「畑地区に住みたいなんて思ったこともない」、今の新築ラッシュを見ても不気味だけがある。暗闇が覆っている。

由良町を訪れる人は皆、「わあっ、風車がいっぱいや」と驚く。小さな谷あいの町、閉塞空間だ。地形的に、特異な音環境にあることが分かる。北側の山々に21本の風車が林立している。南側の山々にも、すぐに風車が出来る予定だったのだ。反対運動が、すごかったかな。ホロコースト、大量の被害者を叩き潰す計画もあったはずだ。行政は、被害を分かっていて推進していた。

担当者は笑っていた。何がそんなに面白いんだろう。政治も行政も、被害は一切認めない。実に私一人であった。地域の人々は大喜びよ。私はアホにされて、それはもうこの上ない名誉だったよ。やったね。今も日本中で、風力発電の被害が振り撒かれている。魔法の銀河をバラ撒くみたいじゃないか。誰も反対できないし、怒りの抗議デモ一つできないんやで。

土砂崩れが心配です、というばかりよ。こんなペテンのエセ反対が、結構各地で賑わっている。そんなアホを集めて全国大会だと言うからね。バカは死ななきゃ治らない。ヒステリー現象になっている。由良町でもな、「ゴーストが家の中に飛び回っているようだ」、「地の底から何かが湧き上がってくる」と表現した被害者がいた。人間感覚として、世界中の被害者と同じ恐怖感を味わっていた。違うのは、「アホよら」と言われて、笑いものにして殺されるだけ。

人間とは本当に弱いものでな、これまで暮らしてきた、馴染んだ社会からそんな精神的な暴力を受けると忽ち委縮する。弾圧政策、犠牲者の烙印、生贄でしかないんだが、低周波の苦しみと共に思考が奪われる。奴隷になるのだ。ロボットよ。これが面白いと人々は大笑いする。エライもの見てしまったよ。周辺の有田川町、日高川町、印南町でも同じだからね。日本人のアホらしさよ。

私は自信を持ってそう断言する。海外では、「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)と言ってるで。日本人だけ、アホにされている。転落して、地獄の風景にヘラヘラと笑うだけ。そろそろ日本人にも異変に気が付く人はいるだろう。各地でやっている風力反対のオゾマシサに、被害者が苦しんでいるのに、何故や❓ と直感で判断できる人はいると思っている。後はその人の正義感かな。